作家、小説家、(1909-1992) 「探偵小説」を「推理小説」に変換させた原動力となった作家であり、いわゆる「社会派推理小説」の鼻祖である。ただし、作品は、推理小説の枠を越え、さらに歴史研究・昭和史検証にまで及び、非常に多岐に渡る。 デビューが遅く、それまでは長く「下積み人生」をおくってきたため、社会の下層にいる人々に共感した作品が多く、「司馬史観」と対象させて「清張史観」と呼ばれる場合もある。
一日にいくつかの予定(もちろん自分のなかでのもの)をたてるのですが、それ をやっつけようとしますと、けっこう時間がきびしいことです。 本日は午前にトレーニングで、昼からは食材と野菜苗などを買いにでかけ、 夕方にかけては小さなやさい畑をおこして、肥料を混ぜて、夜にはお菓子を焼くと いうことになりです。ずいぶんといろんなことをやっていて、できていないのは本を 読むことだけかなです。 まあ本を読むことよりも大事なことが、あるというふうに思いたいことで。 切れ切れの時間のなかで手にしていたのは、松本清張短編集で、30ページほ どの短いものを二作品読んだのが本日これまでの読書となりです。 そのうちの「点…
昨晩からずっと雨降り続くでありました。雨があがったのは朝9時をまわって いました。それからは青空も広がって庭仕事もできるかなという感じになりました。 本日は観葉植物の鉢増し一つして作業はおしまいです。このほかにも鉢増し 作業はいくつもあるのですが、それはもうすこしゆったりと時間を撮らなくてはです。 お友達とランチ会をするという家人を送って外出し、送り届けてから、当方は 市内のもう一軒あるブックオフへと行くことにです。昨日の今日でありますので、 ちょっと期待していったのですが、本日は、昨日のように大当たりすることはなし でありました。 本日の収穫は、前回に立ち寄った時に購入したカッパ・ノベルズ「…
島根県東出雲町亀嵩 湯野神社前 東京で学生生活をしていたころ、たまたま読んだ松本清張の推理小説に虜になり、次々と買って読んだ。松本清張は、福岡隆氏という専属の速記者を雇っておられた。福岡隆氏は、昭和34年から43年まで清張の専属速記者を務めておられたそうである。松本清張が口から紡ぎ出す言葉を、福岡氏が速記をとり、漢字仮名交じり文で原稿を作成されていた。私が就職して間もないころ東京出張での研修会で、その福岡隆氏の講演を聴く機会に恵まれた。そのときの講演会では、松本清張の専属速記者を務めておられたときの話ではなく、昭和46年に亡くなった落語家8代目・桂文楽の全集をある出版社が出すことになり、その速…
松本清張の代表的1冊 ミステリー好きなら作品名を知らない人がいないであろう名作です。 松本清張と言えば日本のミステリーの原点的な存在であると、私自身はとらえているのですが、数多くある作品の中でも代表的な1冊だと思います。 いわゆる警察小説ということになりますが、一人の刑事の執念が事件の真実をとらえるまでの道のりを十分に感じることができます。 一見は男女の心中に見えた事象も、殺人事件として真実をあばく様は圧巻です。 ■あらすじ ■粘り強さからきっかけをつかむ ■2人の刑事の関係 ■松本清張の作品イメージ ■まとめ(感想) 【スポンサーリンク】 (adsbygoogle = window.adsb…
考える葉:松本清張 1962年(昭37)光文社刊、カッパノベルス。 この小説では主要人物が前半と後半とでガラリと入れ替わる構成になっているのがまず面白いと思った。(なぜそうなるのかはネタバレにもなるのでここでは自粛する)山梨県の身延山の西側に位置する有名な硯の産地雨畑(小説中では落石)で暮らしていた青年が知らず知らずのうちにある陰謀に巻き込まれる。彼は人生に生甲斐を見出せず、虚無的に生きていたが、その彼に親切に声をかけ、仕事を紹介する男とその妹に次第に親近感を覚えて行く。 考える葉:松本清張、小松久子・画 その先々で不審な殺人事件に次々と遭遇するうちに、終戦直後の混乱期に管理不明の軍需物資を利…
【パネルトーク (2)】 江戸川乱歩はエッセイも多数遺している。
本日の午後は、家人からの依頼でヘアカットのお店へ送迎することになり です。家人がカットをしている間は、近くにあるブックオフで待機するのですか ら、これは待つのも楽しでありまして、こういうアッシーは歓迎ですね。 ブックオフでの予算はいつもとおりのワンコインでありますが、スマホに届い たクーポンがありますので、それを利用してワンコイン内におさまるよう物色 することにです。 本日に買った2冊であります。 蘆江怪談集 (ウェッジ文庫 ひ 15-2) 作者:平山 蘆江 ウェッジ Amazon たぶん今でも新刊で入手は可能なのでしょうが、ほとんど新刊本屋では見か けることのないウェッジ文庫の一冊です。もの…
小倉出張2日目。 曇り空ですが、時折、雲間から太陽が顔をのぞかせます。風はなく、昨日よりはずっと暖かい。 今日は朝10時に合流して、在来線で西小倉駅に出て、松本清張記念館に行ってきました。 西小倉駅から記念館迄の道は、清張通りという名前が付けられておりまして。さすがベストセラー作家は違うねえ。 記念館は、さすが新潮社と文芸春秋社がバックについているだけあって(笑)、ものすごい設備! 書斎も移築されてて、資料もたいへん充実しており、過去の展示図録をいっぱい買い込みました。こういうのは、現地でしか入手できないからさあ。 記念館を堪能した後は、小倉城へ。 小倉城は陸軍第12師団の駐屯地だった。森鷗外…
S原:今回は松本清張! Y木:「点と線」か。流行ったよなあ。 (あらすじ) 博多郊外の香椎潟海岸の岩の上で男女の2遺体が発見される。地元警察の見解は、合意の上の心中と断定される。遺体の身元は、××省××局課長補佐・佐山と赤坂の料理割烹の女中・お時と断定される。そして、お時の同僚であった八重子が事情聴取され、佐山とお時の出発の際の姿を、東京駅で見かけたことを供述する。だが、この情死事件に得心のゆかない鳥飼刑事。 事件後1ヶ月、警視庁二課・三原刑事が鳥飼刑事のもとを訪れる。この情死事件が汚職事件への関与をにらんでのことだった。事件現場や目撃者証言からさらなる疑惑を深める三原。東京駅に帰着した三原は…
松本清張 二夜連続ドラマスペシャル『顔』『ガラスの城』 (波瑠、武井咲出演) Blu-ray BOX 全巻 2024年版 『テレビ朝日開局65周年記念 松本清張 二夜連続ドラマスペシャル』の第一夜として、2024年1月3日にテレビ朝日系列で放送された。主演は後藤久美子と武井咲。後藤は1994年放送のドラマ「誰よりも君のこと」以来30年ぶりかつ女優復帰後初のテレビドラマ出演となった。「松本清張 二夜連続ドラマスペシャル『顔』『ガラスの城』 Blu-ray BOX」今回は舞台を「現代・歌手」に置き換え、武井が人気アーティスト役として、2011年発表のシングル曲「恋スルキモチ」以降久々の歌唱に臨んだ…