「全ての物が動く時の蝶番のように、揺らぐことなき信念のゆえに、最高位の聖職者たちを枢機卿と呼ぶ」
教皇レオ9世
Cardinalの訳語。「すうきけい」と読まれることもある。
語源は、ラテン語で蝶番(ちょうつがい、ヒンジ)を意味するCardo。
カトリック教会ではローマ教皇に次ぐ高位聖職者職。ローマ教皇の補佐役(顧問)であり、その職能は教会の行政面にも及ぶ。世界各地の司教(大司教)の中から教皇によって任命される。教皇死去後に行われる教皇選挙(コンクラーベ)の選挙権を持つ(ただし、80歳以下限定)。
ローマ・カトリックを会社に喩えるならば、取締役にあたる存在。
2008年11月11日現在の枢機卿の数は192人、うち教皇選挙権をもつ80歳未満の枢機卿は、116人。