10月11日、今年のノーベル平和賞を日本被団協(日本原水爆被害者団体協議会)が受賞したことが発表された。 翌12日、石破首相は日本被団協の代表委員・田中熙巳(てるみ)氏(92歳)のスマホへ、祝意を伝える電話を約7分間かけた。 そこでの会話は、次のようなものだったという。 ●石破首相は小学生の頃に原爆被爆の悲惨な映像を見て以来、核兵器をなくすべきだと思っていると話した。 田中氏は「首相がそういう考えなら鬼に金棒」と応じた。 ●田中氏は、核共有や非核三原則の見直しなど石破首相の考え方に触れ、「心配で心配でしょうがない」と投げかけた。 ●首相は「現実的な取り組みが必要」などとして議論を避け、「直接話…