微小昆虫標本を扱う際には、顕微鏡観察が必要となる場合が多いが、標本箱内の標本をいちいち取り出してみるのは結構扱いに困るものだ。 それに、標本が増えるほどにごちゃごちゃとしてきて分類の境界がわかりにくくなってしまう。 この問題を解決するために存在するのが「ユニットボックス」と呼ばれる仕切り箱である。 こいつを使えば細かい分類もスッキリ明瞭。検鏡時は、見たい分類群のボックスだけを取り出してみればいいので、扱いやすいし標本を破損するリスクも減らせるという代物だ。 しかしながら、このユニットボックス、沢山買おうとするとそこそこにお金がかかってしまう。特定の分類群を属レベルで分類したい人間には無視できな…