「可逆操作」をめぐる実践に関わる論点 領域普遍性論と発達のズレ、出現順序の普遍、可逆操作は「中核機制」なのか 山田優一郎(人間発達研究所会員) 本ブログで説明してきた可逆操作は、次のとおりです。 表 ①領域固有性論と領域普遍性論 「固有性論か、普遍性論か」という議論を聞いたことありますか。 領域固有性論=ある特定の領域においてのみ成立する発達的な現象や特性のことを指します 領域普遍性論=ある領域だけでなく、複数の領域に共通して成立する発達的な現象や特性のことを指します。 さて、可逆操作によって階層と段階が区切られる「階層-段階理論」は、どちらの論になるのでしょう。実は、可逆操作を表のように理解…