《内容》 主人公は北関東の“クソ田舎”の工業高校に通う朴秀美。地元の閉塞感や機能不全を起こした家族に絶望し、ヒップホップとSF小説を心の逃げ場としていた彼女は、ある出来事を機に〈大麻の種〉を入手する。これがあれば今の状況から逃げ出せるかもしれない――。そう考えた朴は似たような境遇のクラスメイトたちと、学校の屋上で大麻を育て売り捌く計画を始める。はじめは順調に思えた彼女たちの“ビジネス”だが、危険は静かに迫り――。 若さの衝動とセンス溢れるユーモアが炸裂する、青春小説の新たなマスターピースが爆誕! なんかIWGPを彷彿させる青春小説って感じです。 池袋ウエストゲートパーク 作者:石田 衣良 文藝…