元・水の分析屋さんの愛読書「老子」から引用です。 上善若水 水善利萬物而不爭 處衆人之所惡 故幾於道上善は水の若し 水は善く万物を利して而(しか)も争わず 衆人の悪(にく)む所に処る 故に道に幾(ちか)し 「道に幾い」水は、万物に恵みを与えながらも争うことなく、誰もが嫌うような低いところに流れておさまります。あらゆるものと調和する水、名付けこそ「上善如水」に化けましたが、雪解け水のようなすっきりとした口当たりと飲みやすさ、杜氏さんの理想の一形態を示しているのでしょうね。 あれ、何の話でしたっけ? 今日は、低いところに流れる「津軽暖流」「宗谷暖流」の話。 対馬暖流は不明瞭だが、日本海からの流出は…