昭和58年11月2日1版1刷 ①墓碑に“味わい深く生きた”と銘す ②朝鮮航路の船長をしていた父 ③生みの親に別れ、神戸から名古屋へ ④十三のとき元山から“父死す”の電報 ⑤読書癖こうじて回覧雑誌発行 ⑥東京外語にはいり『露西亜文学』創刊 ⑦鉄道院辞職し、赤貧の新婚時代を送る ⑧大恩人叔父の死で“風樹の嘆”を知る ⑨ほくろ確かめられ涙ぐんだ母との対面 ⑩流感の猛威、母代わりの叔母をうばう ⑪大震災で抄訳『戦争と平和』灰と化す ⑫倅“融”のこと-くどきおとし養子に ⑬終戦後、教壇を去りペン一本の生活に ⑭ソ連を訪れ“わがトルストイ”の墓前へ ⑮いくたびか偶然に救われた幸せな一生 ・明治23年11月…