1898年、三宅島に生まれる。日本の政治家。日本社会党の委員長をつとめていた時期に、自民党・社会党・民社党の立会演説会で右翼少年の山口二矢に刺され、同日、失命する(1960年10月12日)。「人間機関車」と仇名される猪突猛進で豪放磊落な性格や、清貧を貫いた生き様は、政治思想とは関係なく、多くの庶民に愛された。 なお浅沼稲次郎刺殺事件と浅沼本人の人生は、沢木耕太郎『テロルの決算』(ISBN:4167209047)に詳しい。
街頭で吠(ほ)える浅沼稲次郎(追悼誌「驀進」から引用) もくじ 公衆の面前で演説中に刺殺された 「東京新聞」カメラマンが伝える暗殺の瞬間 「毎日新聞」のコメント 「毎日新聞」に載った写真がピュリツァー賞に 人間「ヌマさん」について 「日本社会党」のその後 公衆の面前で演説中に刺殺された 「浅沼稲次郎(いねじろう)ってだれ?」と聞かれて、こたえられる人が少なくなりました。 浅沼稲次郎は「日本社会党」という、かつて存在した政党の「委員長」だった人。「ヌマさん」の愛称で親しまれていました。 1960年の日米安全保障条約の改定阻止闘争、いわゆる「60年安保(あんぽ)」では、「新しい条約は『日米による共…
山上容疑者宛てに計100万円 ネットで英雄視、憤りも 安倍晋三元首相銃撃事件を機に世界平和統一家庭連合(旧統一教会)を巡る問題が注目されたことなどから、山上徹也容疑者(42)=殺人容疑で送検=宛ての差し入れが続々と届いている。現金は100万円超に。インターネット上では刑の減軽を求める署名活動や英雄視する投稿もあるが、8日に現場に訪れた男性は「英雄視するのは間違いだ」と憤った。 容疑者の伯父によると、容疑者が鑑定留置中の大阪拘置所(大阪市)には、お菓子などの食料品や衣類、書籍、現金などが届いている。容疑者が入る単独房に収容し切れないほどの量で、一部は伯父宅にも転送され、ファンレターも届いた。ww…
皆さん、お早うございます。 五島地方、今日も、曇り空でスタートしそうです。 言葉を駆使する機会、目的は、シカリさんが説明するまでもなく際限がないですね。(第一説明する能力がない・・・。^^;) 自分の想いを伝えようとする言葉。 『好きよ~、あなた~、今でも、い~ま~で~も~』とか。 『あのね、昔から思っていたんだけど、君は僕のことをほとんど知らないのに、批判ばかりするね』とか。 立場上、状況を説明する言葉。 『君、信号無視したよね』とか。 『この人は、両手の握力が弱いので、ケアして下さいね』とか。 まあ、とにかく、色々ある。(結局、そこに落ち着くのか) こうした言葉を駆使するにあたって、自分の…
2022年7月8日の安倍晋三元首相の銃撃殺害事件の報を受けて私がまず感じたのが、山上徹也容疑者の動機、背後関係その他の真相究明は捜査を待つとしてこの重大な事件を自分の腹にどう収めればいいのかという混乱でした。自分には現役国会議員が衆目の中で銃撃され死に至るという事件を捉えるフレームが無いことに改めて驚き、慌てたのです。2002年10月25日に民主党の衆議院議員であった石井紘基が刺殺されたとき、私は会社員になりたてで仕事のプレッシャーと長時間労働、おまけに社会への無関心というコンボでそのニュースについて全くと言っていいほど記憶がありません(刺殺事件から20年近く経ってから、その著書『日本が自滅す…
陰暦六月十一日。気温摂氏21.2/30度。晴。さすがに昨更迄の深酒の所為で宿酔きみ。 別冊太陽(298)〈鏑木清方: 市井に生きたまなざし〉眺める。永らく所在不明だつた〈築地明石町〉が東京国立近代美術館の所有となり同美術館で好評の〈清方〉展があり、それに合はせての、この別冊太陽は清方の作品から50を選び清方の全貌をほぼ紹介できる編集は見事。清方といふと美人画だつたが近年はその作品に描かれた「生活」が注目され〈明石町〉も髪型から指輪、着物の柄から背景までいろいろなデータからさまざまな物語が語られてゆく。50作のトップはやはり、この〈明石町〉で美人画から風景画、挿絵などと来て最後が肖像画なら当然〈…