正月なので、毎日とっかえひっかえ純邦楽のCDを聴いている(といっても、そんなに数はないのだが…)。 正月なので、毎日純邦楽のCDを聴いている ジャンルはバラバラで、「謡曲」「常磐津」「長唄」「清元」「筝曲」と、特にどの分野というこだわりはなく音を流しているが、甲乙つけがたい感じだ。なかでも、『将門』『関の扉(せきのと)』『道成寺』は、詞章がとてもいい。昔の録音なので、唄っているのがそれぞれ名人と呼ばれた人たちばかりだということもあるが、部屋で流していると、おもわず口ずさみたくなってくる。 特に『将門』は、主人公が如月なので、好きで舞台も何度も観ているし、CDもよく聴く。「申し申し、光国様」の出…