東京生まれ。1950年富士銀行ニューヨーク駐在員時代、チャーリー・パーカーやビリー・ホリデイを聴く。帰国後、ジャズ評論、コンサート企画に従事。現在、月刊誌「ミュージカル」編集長。山野楽器主催「大学ビッグバンドコンテスト」審査委員長。新倉敷作陽音楽大学「ポピュラー音楽論」講師。 映画監督・瀬川昌治の兄。
11月から手にしていた瀬川昌久さんの「ジャズで踊って」は文庫版付録があっ て、そのあとの編者あとがきまでたどりつきました。 (高崎俊夫さんの編集とあとがきも素晴らしい、当方の友人はこの本を高崎編集本で あるので購入を決めたと話してくれました。) 当方はジャズが好きでありますので、瀬川さんの名前は早くから知っておりました です。当方はハードバップからのモダンジャズをきいておりましたので、瀬川さんが 育ったスウィングジャズは、ちょっと古いかなと感じておりました。 今はなくなってしまった雑誌「スウィング・ジャーナル」が、過去の名盤の復刻し たものをゴールドディスクということで選定する、レコード会社と…
相変わらずで、ちびちびと瀬川昌久さんの「ジャズで踊って」を読んでおります。 音楽評論家である瀬川昌久さんの名前は、もちろん知っておりましたが、なんと なく古いジャズを専門とする方という思い込みがありまして、ジャズ雑誌などでも 瀬川さんの文章を注目して読むことはありませんでした。 今回、たまたま草思社文庫に入った「ジャズで踊って 舶来音楽芸能史 完全版」 を読んでいて、これはもう少し早くに読むのであったかと思ったことです。(とは いっても、これの元版は、入手が難しいものでありましたし、清流出版から刊行され たものも、手にしたことがありませんでした。そういうことからは、今回の文庫化 は本当にありが…
このところ手にしているのは岩波文庫「俺の自叙伝」と絲山秋子さんの「神と 黒蟹県」、そして「ジャズで踊って」などであります。 「俺の自叙伝」は残りが100ページを切りましたので、集中して読むことができ たら、本日中にでも最後のページにたどりつきそうです。大泉黒石さんの小説で ありますが、家賃を払わずに夜逃げをするくだりなどを読んでいますと、西村貫太 さんのごとくです。もちろん、西村さんが大正時代の文士をなぞっているわけで ありますが、このように書かれています。(この逸話は、作者の友人のものです。) 「家賃も米代も払わずにいたらしい。もっとも家賃は一度払うと癖になって 翌月また取りに来るから、一層…
野暮用から戻って、すぐにトレーニングへと出かけることにです。市の施設という こともありまして、70歳を超えましたら利用料がかからないというありがたさ。 当方の住まいから、車で10分もかからないことから、通うのも苦にならないこと です。 本日はいつものメニューでアップ5分、バイク5分、マシン30分で、ランニング マシン25分というコース。ウェイトをかけてのマシンは最大57.5キロで、 ランニングマシンは早足で、傾斜をつけて平均時速6.1キロでしたので、25分く らい歩くとけっこう汗がでることです。 終えて戻ってから、体重をチェックしてそこそこ水分が抜けているのを確認して、 夕食後にデザートをいた…
本日に久しぶりで行きつけの本屋へといくことになりました。あれこれ気に なる本もあったりするのですが、たぶん、文庫以外は目にすることはできないで ありましょう。 ということで、本日に手にした文庫の話です。 今月の文庫本で、当方にとって一番のものは、早くも文庫になった読売文学賞・ 鮭児文学賞を受けた、次の小説であります。 ジュリアン・バトラーの真実の生涯 (河出文庫) 作者:川本 直 河出書房新社 Amazon ジュリアン・バトラーの真実の生涯 作者:川本直 河出書房新社 Amazon 今回の文庫化にあたっては、表紙カバーの装画をがらっとかえて、赤から白に であります。画家も宇野亜喜良さんになって…
瀬川昌久 さん 音楽評論家。日本ポピュラー音楽協会名誉会長。 1924年(大正13年)6月18日、生まれ。2021年(令和3年)12月29日、死去。 訃報 瀬川昌久氏が死去 音楽評論家: 日本経済新聞 ジャズ評論家、瀬川昌久さん死去 97歳 文化庁長官表彰 | 毎日新聞 音楽評論家の瀬川昌久さん死去 月刊「ミュージカル」元編集長:朝日新聞デジタル 音楽評論家の瀬川昌久さん死去 97歳、ジャズ批評:東京新聞 TOKYO Web ジャズ批評の第一人者、瀬川昌久さん死去 幅広い音楽評論 - 産経ニュース 音楽評論家の瀬川昌久さん死去 97歳、ジャズ批評 | 共同通信
こんちは、、 なんか今回は自分の身についた音楽、、 音を楽しむ~ラッコんロールを、、 語るよ~(笑)。 55歳になって、、 身体の不具合箇所がしんどいですね(笑)。 歌うことは、全身を使うので、、 昨夜の無理やり歌ったので(笑) 全身解しで元気を取り戻したつもりが、、 今朝、、早朝、、札幌は寒い、、12度しかない感じで、、身体が固まっちゃって。。。 そうなんですよ、、本日も 仕事に行けなかったわけなんです。。 メイドちゃんとかスマホでお絵描きしてAIで実写化したりして、、 一応、、デスクワークで大口の見積もり制作もしたりなんかして。 またまた古傷からの高熱で、、す。 運動するのも困難だが、、 …
※記事一覧:「アイドルの源流を探る」目次 1958年、若者によるもうひとつの”昂奮と陶酔”コーラスブーム 瀬川昌久と大谷能生の共著『日本ジャズの誕生』などの関連文献によると、実は戦前=1930年代の日本でも、アメリカから輸入されていたミルス・ブラザーズやボズウェル・シスターズのレコードに影響を受ける形で、日本人コーラスグループがいくつか誕生していたという。中野忠晴とコロムビア・リズム・ボーイズ『タイガー・ラッグ(原題:Tiger Rag)』 open.spotify.comコロムビア・リズム・シスターズ『もしもし亀よ』(作編曲:服部良一) open.spotify.com戦前日本のコーラスグル…
※記事一覧:「アイドルの源流を探る」目次 よく似た存在、そして誕生時期もほぼ重なっている海外型ガールグループの成り立ちを一通り追いかけたところで、ここからはいよいよ、当連載において極めて重要なセクションと言える「日本アイドルの形成過程」の話に入りたい。 1940~1960年代アメリカの若者向けエンタメ史を再確認したこのタイミングで、時間の針を巻き戻し、改めて1945年からの日本に目を向ける。 そうすると現代のアイドル・ガールグループ・ボーイバンドにおける差異はそもそもなぜ生まれたのか、その根本からの全てが、やっと明確に浮かび上がってくるのだ。 ■第三章 日本アイドルの「形成過程」 (1945~…
(舞台に立つための)身体と声のワークショップ【ベーシック編】 講師:高山玲子、吉田アミ アドバイザー:大谷能生 演じること、演奏すること。プレイヤーとして、あたりまえを見失わないために 役割を与えられ、<PLAY>するときの心がまえと準備はどうすればいい? あたりまえにできていたことがある日、ふっとできなくなって、たったの一歩も前に進めなくなる。そんな怖い思いをしたことがありますか?もし、そうなったらどうしようと不安になったことはありますか? ひとりぼっちの暗い森の中で迷子になってしまわないように、道を照らすあかりや地図を用意しよう。なによりも自分を信じてあげることができるように、人目につくた…
読んだ本の数:11読んだページ数:2772キングダム 3 (ヤングジャンプコミックス)読了日:04月30日 著者:原 泰久キングダム 2 (ヤングジャンプコミックス)読了日:04月30日 著者:原 泰久キングダム 1 (ヤングジャンプコミックス)読了日:04月29日 著者:原 泰久「断熱」が日本を救う 健康、経済、省エネの切り札 (集英社新書)読了日:04月26日 著者:高橋 真樹カーストとは何か-インド「不可触民」の実像 (中公新書 2787)読了日:04月25日 著者:鈴木 真弥プリニウス11 (バンチコミックス45プレミアム)読了日:04月17日 著者:ヤマザキマリ,とり・みきプリニウス…
ザ・カーラ・ブレイ・バンド 『ソーシャル・スタディズ』 THE CARLA BLEY BAND SOCIAL STUDIES CD:Watt Works, Inc./ECM Records GmbH 発売:ポリドール株式会社 シリーズ:ECM CD名盤シリーズ J25J 20338 (1989年) 税込定価¥2,575(税抜価格¥2,500) Made in Japan 帯文: 「ザ・カーラ・ブレイ・バンドの3作目にあたる快作。カーラならではのロマンティシズムとポップ味にあふれたチャーミングな作品。」 1. リアクショナリー・タンゴ(イン・スリー・パーツ) 12:52 Reactionary …
《いーぐる連続講演・今後の予定》 【いーぐる連続講演】 第706回 2024年4月27日(土)午後3時30分から 《10回連続講演「時空を超えるジャズ史」第1回》 「ジャズの始まりをもう一度考える:世紀の変わり目に何があったのか?」 出演:村井康司(音楽評論家) 参加費:1200円+飲食代 古い音楽と最新の音楽を組み合わせて、ジャズの歴史を今までなかった視点から捉え直す連続講演「時空を超えるジャズ史」の第1回です。19世紀末から20世紀初めにかけて、北米南部のニューオリンズ、カリブ海のキューバ、南米のブラジルなどで、ヨーロッパ系音楽とアフリカ系音楽が衝突・融合して生まれた新しい音楽が、ほぼ同時…
昨年に読んで印象に残ったものの続きです。 ・ ジャズで踊って 瀬川昌久 草思社文庫 先月まで読んでいたものですが、この本も文庫にならなくては読むことが なかったでありましょう。編集の高崎俊夫さんのおかげであります。 文庫 ジャズで踊って: 舶来音楽芸能史 完全版 (草思社文庫 せ 2-1) 作者:瀬川 昌久 草思社 Amazon ・ 水 本の小説 北村薫 新潮社 新潮社「波」に連載されている時に楽しんで読みました。北村さんの小説 は、これまで読んだことがなかったと、人に話をしましたら、信じられないと いわれてしまいました。今年は、このほかにも「いとま申して」など北村さん の本を読んで楽しみまし…
昨日に瀬川昌久さんの「ジャズで踊って」を話題にしたときに、それに登場する 永井智子さんという「エノケン劇団」に所属していた歌い手さんに驚いたと記しま した。 これを見てくれた某君より本日に連絡がありまして、永井智子は永井荷風の日乗 にも登場することで、そんなことで川本三郎さんの本でも言及されています。 是非とも「断腸亭日乗」の昭和二十年をお読みくださいとありました。 それは知らなかったことです。昨日に永井路子さんを検索してみましたら、その 母親として永井智子さんの名前があがっていて、永井智子さんにもウィキがたって いることを知りました。ちらっとのぞいてみたら、荷風が岡山に疎開したときに、 その…
何しろ毎日が日曜日の生活を送っているから、曜日は病院のことでしか意識していなかった。だから、まさか明日が祝日だとは思っていなかった。今日、肺炎の注射を打ちに行こうと思っていたんだけれど、うまい具合にいかなかったから、明日でいいや、と思っていた。明日は病院も休みだ。 上野広小路を歩いてバス停へ向かうのに、いつもの路地を曲がったら、反対側から、黒い上下の格好をした若い女性がにじり寄るように迫ってきて小声でなんかをいう。マスクをしているんだけれど、近寄ってくるからそれを避けるようにして「なに?」といったら「いまドラマを撮っているからチョット待ってくれ」というのである。なにをいってんだ、ここは公道だぞ…
昨日の夜は右耳が不調で青ざめました。このままの状態がずっと続けば、音楽を 楽しむどころか会話もできなくなると、とりあえず安静にして早くに休むことにで す。夜中にどって寝汗をかいていて、起き出して着替えをすることにです。風邪を ひいているわけでもないのにです。 今朝起きたときには、昨晩よりもすこし良くなっているかなと思いましたが、 まずは耳鼻科へと行って受診することにです。7月に左耳の難聴で入院治療して もらった病院で検査を受けて診察をしてもらいましたら、前回の検査結果と比べる と高いところの聴覚が落ちてはいるものの、その他はほぼ同じで、この状態であれ ば入院治療の必要はないとのことで、安心する…
輪島裕介 『踊る昭和歌謡 リズムからみる大衆音楽』を読んだ(再読)。 踊る昭和歌謡 リズムからみる大衆音楽 (NHK出版新書) 作者:輪島 裕介 発売日: 2015/02/06 メディア: 新書 内容は紹介文の通り、 座っておとなしく聴くクラシックやモダンジャズに対して、ダンサブルな流行音楽を大衆音楽と定義すれば、昭和の音楽史に「リズム」という新たな視点が浮かび上がってくる。戦前戦後のジャズに始まり、昭和三〇年代のマンボにドドンパ、ツイスト、はてはピンク・レディーからユーロビートまで。「踊る」大衆音楽の系譜を鮮やかに描いた意欲作。 というもの。 ダンスをテーマに日本昭和音楽史を綴った名著である…