個人経営の飲食店の減少に『日報抄(240929新潟日報)』は思う▼後継者の不在やチェーン店との競合もあり、個人経営の店が営業を断念するケースは少なくない。そんな中、スポーツイベント開催などの地域おこしに携わる男性が住民に背を押されて出した店がある。かつては消防署だった建物を改装。その名も「火の用心」▼この夏オープンし、昼はランチ、夜は居酒屋。昼時は高齢者や会社員らが訪れ、カレーライスやしょうが焼き丼が人気▼住民からは釣った魚や育てた野菜の差し入れがあり、店で提供することもある▼新型ウイルス禍では多くの店が打撃。近頃は、食材をはじめとした物価高の逆風。でも、気軽に集える店の存在は貴重だとつくづく…