中華人民共和国の省の一つ。内陸部の黄河流域に位置し、人口は約1億人と省の中で最大。
省都は鄭州。略称「豫」。
古くから中国の政治・文化の中心で安陽、洛陽、開封等の古都を有す。
「少林寺」で有名。(鄭州市から約90km)
1億人以上の人口を抱えていること、さらに内陸部であるために主要産業が農業、鉱業(主に炭砿)に傾斜していることもあって、四川省と並んで多くの「民工」を排出する省としても有名。特に、河南省からは、華東(上海・江蘇・浙江)、華南(広東)方面だけではなく、新彊への「綿花摘み」のための出稼ぎも数多く存在する。一人当たり所得は全体的に低め。また、上記の通り「民工」を多く排出していることから、安徽省と並んで「田舎者」という印象を多く持たれている。