火星に住むつもりかい? (光文社文庫) 作者:伊坂 幸太郎 光文社 Amazon 伊坂幸太郎の『火星に住むつもりかい?』を読んだ。 かつて東ドイツにあったシュタージ(秘密警察)は、徹底した監視態勢で反体制分子の密告を奨励し、親が子を売り、子が親を売る社会を作り上げた。伊坂幸太郎の『火星に住むつもりかい?』は、そんな恐るべき警察組織が現代の日本に出来上がってしまった時代のお話だ。 治安維持を任とする「平和警察」は、市民からの密告で逮捕した一般人を次々に公開処刑していく。ギロチン。それに熱狂する市民。そこへ黒い装束をまとった謎の男が現れ、果敢に平和警察に挑んでいく。「正義」はどちらにあるのか。 ◇…