たつき諒さんの『私が見た未来 完全版』を手に取ったとき、私は思わず自分の子供時代に感じた「予言」の世界を思い出しました。 特に、あのノストラダムスの大予言です。 1999年7の月、空から恐怖の大王が降ってくるという予言は、当時のニュースや週刊誌、テレビ番組などで繰り返し取り上げられ、社会に不安を巻き起こしていました。 子供だった私も、家族や友達と「世界が終わるの?」と半ば本気で心配していた記憶があります。 教室でも話題はノストラダムス一色で、誰もが何となく不安な気持ちを抱えていたのです。 けれども、結局その「1999年7月」には何も起こりませんでした。 夜空に恐怖の大王が現れることもなく、私た…