お化けや幽霊、なぜ夏の夜の風物詩なのかと『小社会/26/6/11』は思う。脳神経内科医の古谷博和さん著「幽霊の脳科学」の分析は、「幻視・幻覚の症状に当てはまるものが多い」と。空調がない昔は蒸し暑く寝苦しく、眠りが浅くなり、金縛りを伴う入眠時の幻覚や睡眠障害による幻視の体験が増えたのではと。現代日本人は5人に1人が睡眠不足。中でも、睡眠時無呼吸症候群の患者は推計で940万人を超えるが、医療機関で受診した人は1割強。国が6月から、医療機関が使える診療科名に「睡眠障害」を加えた。悩みを抱える人が病院を選びやすくし、早めの治療を促すということだろう。よい睡眠ならば、夏に怖いものは見えないのかも。同著は…