この記事は、当時の勤務先で実際にあった一つの介護の記録です。ここに書く対応は、今の基準でそのまま勧めるものではありません。とくに後半で触れる用具の使い方については、現在の身体拘束に関する考え方と分けて読んでください。 この記事でわかること 左半身麻痺と両足拘縮のある男性が、車椅子でもベッドでも姿勢を崩しやすかった、具体的な状況 「ベッドに寝かせる」「リクライニングを倒す」という一見当たり前の対策が、なぜ解決にならなかったか 当時の勤務先で実際に行っていた対応——オーバーテーブルと見守り——の内容と、その限界 オーバーテーブルのような用具の使用と、身体拘束との境界を、公的資料でどう確認するか 目…