琴似神社と上手稲神社が語り継ぐ開拓の記憶 琴似神社と仙台藩:北海道開拓の黎明を支えた「故郷への祈り」の系譜 札幌市西区。現在の賑やかな琴似の街並みからは想像しがたいかもしれませんが、この地は北海道開拓史上、極めて重要な「最初の一歩」が刻まれた場所です。その象徴である琴似神社には、単なる地域守護の神としての役割を超え、明治維新の激動を生き抜いた東北の士族たちが抱いた、祖国への深い愛着と開拓への決意が今なお色濃く残されています。 屯田兵としての入植:北の果てに託した未来 明治8年(1875年)、北海道開拓と北辺防備を担うべく、日本初の屯田兵村として選ばれたのが琴似でした。この厳しい寒冷地へと足を踏…