朝、目が覚めた瞬間に襲ってくるのは、いつもの重たい感覚。 身体の上に大きな岩が乗っているようで、起き上がることができない。 外は明るいのに、私の心の中は暗闇が広がっているだけ。 時計を見ると、もう午前10時を過ぎている。 プロテインを飲む。 普通の人ならとっくに仕事に出かけている時間だ。 それを思うと胸が痛む。 「また何もできなかった」と自分を責める気持ちが湧いてくるけれど、それを振り払う気力も湧かない。 布団の中でじっとしていると、頭の中でぐるぐると考えが回り始める。 「どうしてこんな自分になってしまったんだろう」「昔はもっと元気だったのに」「周りに迷惑ばかりかけている」「生きている意味なん…