飯高諸高(いいたかのもろたか)は、伊勢国飯高郡(現・松阪市)出身で、奈良時代に天皇家に仕えた女官です。 天皇の身の回りの世話をする采女として出仕しましたが、数え80歳まで長生きし、従三位という采女出身者では異例の出世をした人物です。 飯高笠目(飯高諸高)イメージ ランキング参加中イラスト 続日本紀の記録 飯高諸高が生きた時代の歴史書「続日本紀(しょくにほんぎ)」には、宝亀8(777)年5月に飯高諸高が80歳で亡くなったことと、彼女の大まかな事績が書かれています。 宝亀8年(777)5月 ○戊寅。典侍従三位飯高宿禰諸高薨。伊勢国飯高郡人也。性甚廉謹。志慕貞潔。葬奈保山 天皇(元正)御世。直内教坊…