イカの語源は一般的に不明とされている。 著者の釣った3㎏アオリイカ(ドヤァ) 江戸後期の国語辞典『和訓栞わくんのしおり』(安永6~明治20年 1777~1887年 谷川士清)によれば、形がいかめしい(厳めしい)ことに由来するとされている。『新釈魚名考』(1982年 栄川省造)ではイカの「い」は語声強調の接頭語で、「か」は「食(け)」がなまったもので、食用にされる動物の呼称と説明されている。そのほか、「い」が発語で「か」が体内の甲羅であるという説。「い」が「白い」で「か」が「固い」という意味であるという説。イカはよく泳ぐので「行か」だからという説。 はっきり言うと、どの説もコジツケが酷くて「ちょ…