新しく買った美術書、『ヴェネツィアの絵画』を見ながら これを持って、ヴェネツィアに移住するのがわたくしの夢 前回の『優れた芸術とは ver.1 薔薇一輪のようなもの』の続きを書こうと思っている。 人間は、世界を最初から「意味の構造」(=広い意味での偏見。世界をどう分けて見るかの枠組み)として見ていたわけではない。 たとえば、暗い夜空に星が広がっている。 星はそこにあって、ただ瞬いている。しかし、人間がその星々のあいだに線を引き、「これはひとつの形」(ライオンだとか、双子だとか)と見始めたとき、星はただの光の点ではなくなる。 そこに星座が生まれる。つまり意味の誕生である。自然の中に、もともとライ…