原田ひ香さんの本は2冊目です。1冊目に読んだ「三千円の使いかた」がとても面白かったので、この2冊目「古本食堂」を読みました。なんといっても、私の将来の夢は古書店を経営することなので、古本、古書というキーワードには反応してしまいます。 さて、この本には2人の女性が出てきます。大学院生の美希喜ちゃんと、彼女の大叔母にあたる珊瑚さん。 珊瑚さんのお兄さんの滋郎さん(美希喜ちゃんの大叔父)がこの神保町(スズラン通りから1本入ったところ)で古書店を経営していましたが、独身のまま急に亡くなってしまって、その店をどうするかという状態になり、妹の珊瑚さんが帯広から出てきました。 珊瑚さんは、滋郎さんの住んでい…