【写真歴史博物館】での展示。 サブタイトルは”舌出し天使 CONTACT SHEETS -眼差しの軌跡-”。 一本のフイルムロールのネガを一覧にした「コンタクトシート」。 大量に撮影された中から、作品としてセレクションされた一枚には赤ペンで四角や丸の囲み。 引き伸ばされたゼラチンシルバープリントと、元になったシートが対になって展示される。 二十五点ほどの作品群。 その一枚と他との差異は、素人目には判然とせず。 勿論、作家本人には、明確な主張があるのだろう。 そんなことを考えながら、並んでいる他のネガにも視線を注ぐ。 当該写真は『立木義浩』のデビュー作との認識で、本人にも一入の想い入れもあるので…