あらすじ 昼食を食べる為、ショッピングモールに訪れた獅子川と広志。一杯のうどんを食べる二人だが、お互いが考えることは、違っていた。 4 「他所のショッピングモールと大して変わりませんね」 「バカヤ…確かにそうだな」 人気のなかった街に比べると、騒がしくにぎやかだが、東京よりも何倍も活気がない。ブラブラ回るが、何もないので昼食を取ることにした。 獅子川が奢ったうどんに、広志は面食らった。この島では、うどんやそばにコロッケを入れて、提供するのが定番なのだ。 「なんだこのコロッケ!中は…じゃがいもでも、かぼちゃでも、さつまいもでもないな…でも、美味しい!」 「そいつは、マロ芋だ。劣化が早くて、味に癖…