等ラウドネス曲線

等ラウドネス曲線① 等ラウドネス曲線（Equal Loudness Contours）： 人間の耳がさまざまな周波数の音を どのように感じるかを示したグラフ。 簡単に言えば、等ラウドネス曲線は、 人間の耳の周波数ごとの感度の違いを考慮して、 音が同じ大きさに聞こえる条件を示したものである。 この曲線は、 同じ「大きさ（ラウドネス）」に聞こえる音でも、 実際には周波数によって異なる音圧レベル（dB）が 必要であることを示している。

◯科学番組 程度問題でのトリック これまで、科学的にみせたバラエティーならぬ教養番組のいい加減さをいくつか指摘してきました。 特に音や声のような見えないものを扱うときには、そのように使われがちです。 味や匂いなど味覚、嗅覚もでしょうが、聴覚のほうが、誤魔化されやすい気がします。 それは、専門家ワクでコメントを求められたようなときに、 早くから感じていたことです。 言ったことと放映されたことが異なる！ ですから、私はマスメディア、特にTVなどでの専門家の説明には、寛容です。 番組で流れるときに、重要なことでカットされたところは、 どこかとみる必要があるのです。 それでわかった！と思わず、そこから…

期末テスト60 『「等感度曲線」と最も関係が深いのはどれか』 ヒント： 等感度曲線とは、正常聴覚をもつ評定者に、 ある特定の種類の音を特定の方法で提示したときに、 同じ大きさの感覚を生じさせる音の音圧レベルを、 横軸に周波数をとって結んだ曲線。 さらにわかりやすい表現にすると、 正常な聴覚を持つ人が、 同じ大きさの音圧レベルの純音を感じるときの周波数特性を表した曲線。 等ラウドネスレベル曲線、等感曲線とも呼ばれる。 等感度曲線は、音の周波数と音圧レベルのグラフである。 音圧レベルは人間が感じる音の尺度のことで、音の大きさである。

期末テスト46 『音圧レベルの基準音圧について正しいのはどれか』 ヒント： 投稿129と投稿267で解説をしている。 中間テストでも期末テストでもよく出題される問題かもしれない。 音圧レベルの基準音圧P0は、20μPaである。 この値は被験者や周波数によらず一定値になる。 また、音圧が20μPaのときに音圧レベルは0dB SPLになる。 5が正解である。 補足： phon（フォン）について 同じ音の大きさでも、周波数によって強さが異なる。 （音の強さは物理量で、音の大きさは心理量。） それぞれの周波数でどのような強さであれば同じ大きさに感じるかを、 グラフにしたものを音の等感曲線（等ラウドネス…

期末テスト19 『自由音場での最小可聴値について正しいのはどれか』 ヒント： 等ラウドネス曲線を復習すること。 人は一般に 20Hz から 20000Hz（20kHz）の音を聞くことができる。 最小可聴値は年齢や性別により異なるが、 一般に1kHz〜5kHzで感度が良く、 それより低音や高音になると感度が悪くなる。 基準音圧P0は、正常な聴覚を持つ若者が1kHz で検知できる最小の音圧にほぼ等しい。 最も感度が良い4kHz付近での最小可聴値は-5dB程度である。 低い周波数ではそれよりかなり感度が悪く20Hzでは70dBを超える。 個人差と年齢による差が大きいが高い周波数でも感度が悪くなり、 …