筒井康隆のの『時をかける少女』を読んだ。1967年に鶴書房より刊行されたSF小説だ。読んだのは2006年に角川文庫より刊行された「時をかける少女 〈新装版〉」である。他に「悪夢の真相」、「果てしなき多元宇宙」が併録されている。以下の概要はAmazonより引用: 放課後の実験室、壊れた試験管の液体からただよう甘い香り。このにおいを、わたしは知っている――思春期の少女が体験した不思議な世界と、あまく切ない想いを描く。時をこえて愛され続ける、永遠の物語! 「時をかける少女」は映画(原田知世)の記憶がかすかに残っていた。原作は少し違ったようだ。「悪夢の真相」は恐怖の理由が解明され、「果てしなき多元宇宙…