俳優、1945年生まれ、東京都出身 早稲田大学文学部中退 フランスのソルボンヌ大学を卒業したことは有名 息子は俳優の長塚圭史
『パリの中国人』
『愛の嵐』 『華の嵐』 『夏の嵐』 『課長さんの厄年』 『痛快ロックンロール通り』 『痛快OL通り』 『中卒東大一直線・もう高校はいらない』 月の恋人〜Moon Lovers〜 (2010年、フジテレビ) マドンナ・ヴェルデ〜娘のために産むこと〜 (2011年、NHK) など
JR東海
瀬戸内ムーンライトセレナーデ [VHS] ポニーキャニオン Amazon 篠田正浩監督の少年3部作のうちこの作品のことはあまり取り上げられないような。。 だけど3月の末に監督が亡くなられ、京都新聞夕刊に載った「敗者の目で日本見続け」という共同通信記者 宮崎晃さんの記事を読んだ直後に観たこの映画、まさしく記事の通りで様々な人びとの戦後が突き刺さる。 特に主人公の少年の父親と、中年になってからの主人公の二役を演じた長塚京三の演技。戦前警察官で戦前の価値観で表面上はびっちり固めている彼の、息子を戦地に差し出したあとの、おっぴらにはしようとしないこころの動き。建前代表の父とナチュラルに子どもに寄り添う…
吉田大八監督、長塚京三主演の『敵』を見みました。 ダースレイダーがラップ監修し、少しだけ出演している『雪子 a.k.a.』を見ようと思ってユーロスペースで予約をしたら次の時間に『敵』をやっていたので『敵』も見てみることにしました。 『敵』はTBSラジオ『東京ポッド許可局』で取りあげられていたので何となく知っていました。『東京ポッド許可局』では『PERFECT DAYS』みたいなオジサンの日常のルーティンが描かれている部分がフォーカスされていました。実際に敵を見てみると全体の印象は『PERFECT DAYS』よりも『PERFECT BLUE』に近いものを感じました。夢と現実の境がどんどん曖昧にな…
一条真也です。東京に来ています。日中の気温が20度を超えた13日、昼からの出版関係のランチ・ミーティングの前に、朝一番で日本映画「敵」をTOHOシネマズシャンテで観ました。面白くて、恐ろしい映画でした。 ヤフーの「解説」には、「筒井康隆の小説『敵』を実写化したドラマ。妻に先立たれた元大学教授が、徹底した自己管理のもと穏やかな生活を送る中で、不測の事態に襲われる。メガホンを取るのは『騙し絵の牙』などの吉田大八。『ひまわり ~沖縄は忘れない、あの日の空を~』などの長塚京三、『由宇子の天秤』などの瀧内公美、『ナミビアの砂漠』などの河合優実のほか、黒沢あすか、中島歩、カトウシンスケらが出演する」と書か…
筒井康隆の同名小説を映画化した作品で、主人公である 終活中の老人を名脇役の長塚京三が演じています。そもそもこの老人に対する「敵」って誰なんだ、というのが本作のメインテーマになっていますが、結論として本編中に提示されることはありません。ただ、「老境に差し掛かり終活中ならいっぱい問題はあるだろう」って話なので、「性欲」だったり「プライド」だったり「純粋な恋」であったり、まあそこら辺が都度描写されるので、それらがいわゆる「敵」なのでしょう。 全編モノクロということもあり、後半の地獄の様相も若干ホラー風味になっているので、これも結構粋な演出に感じました。また、前述の通り具体的な明示は無いものの割と考え…
映画「敵」(2024)をMOVIXさいたまにて見る。原作は筒井康隆の同名小説。妻に先立たれた老齢の男性が、自らの「Xデー」(預金残高に見合った死)を決めたが、そこにパソコンに不穏なメッセージを受け取ることで徐々に狂っていく様子を現実と妄想・虚構を織り交ぜて描いている。全編モノクロ。 第37回東京国際映画祭で「東京グランプリ」「最優秀男優賞」「最優秀監督賞」の3冠受賞。監督は「桐島、部活やめるってよ」などの吉田大八。 主演の長塚京三が、自然体でリアル。「パーフェクトデイズ」で役所広司が日本映画の賞レースで主演男優賞を受賞したが、長塚京三は、それに勝るとも劣らない演技を見せていて、記憶に残る。 【…
1月が終わりました。2023年の春先から2024年にかけていろいろあって映画ブログをサボりまくってしまいましたが2025年は心機一転やってやるぞということでやっていきますよと。しばらく書かない時期が続くともともと無かった書く筋肉がさらに衰えてしまいかつてなら鑑賞後に10分くらいでちゃちゃっと書いてた感想すら書けなくなってしまったので1月はひたすらリハビリしてた感じですね。それでも人に読んでもらう文章とは程遠いレベルなのであくまで自分用メモという言い訳でとにかく記録していくぞ。記録しないと俺は忘れてしまうんだ。 1. ビーキーパー 2. FPU ~若き勇者たち~ 3. 劇映画 孤独のグルメ 4.…
前作に続いてユーロスペースにて鑑賞 SFは苦手なのに、何故か昔に読んでいた筒井康隆の同名小説が原作 長塚京三が12年ぶりに映画主演と聞いて、さらに観たくなった 渡辺儀助(長塚京三)は、かつてフランス文学の権威だった 大学教授の職もリタイアし、妻の信子(黒沢あすか)には先立たれ、祖父の代から続く日本家屋にひとりで暮らしている 77歳になった今も、決まった時間に起床し、質素ながら健康的な料理も自分でつくり、清潔な規則的な生活を送っている 依頼される講演の報酬と年金で、あと何年暮らせるのかという計算をしながら、Xデーを迎える準備を常にしていた 後半はそれなりにSF的な展開ながらも上手に夢と現実を織り…
本日も気温が高い一日でありました。連日マイナス10度で寒さに震えて いたのが嘘みたいでありまして、このまま寒さは戻らずに立春になってしま うのでしょうか。暖かいのはありがたいのですが、雪が少なくて困っている ところもあるでしょうね。(一番は除雪のためにスタンバイしている除雪業者 さんですね。当方の住む町では、この冬一度も除雪の出動がありませんで すから、出動手当がでないことです。) ちょっと乾燥したお天気で、からっ風が吹くと気温以上に寒く感じること です。午前は、昨日に続けてトレーニングへと行きました。年明けから食べ 過ぎで2キロくらい体重が増えていたのを、食事と運動で戻すために励む ことです…
今日は休暇を取ったので、千葉市で「敵」を見てきました。妻に先立たれ、一人で暮らす元大学教授の高齢男性が主人公です。彼は規則正しい生活を好み、毎朝同じ時間に起床して一人分の食事を丁寧に作ります。そして日中は出版社から依頼された原稿を書いて過ごします。元教授といえど生活は細々としており、「貯金が底を付くまでどれぐらい時間が残っているだろう?」と考え、いよいよ「その時」が来たら自死することを決意しています。物語は現実と夢が交互に描かれます。例えば、彼の家に訪ねてきた元教え子の女性と性的に結ばれたり、亡くなった妻と一緒に風呂に入りパリへの旅行を約束したりという夢を見ては、ハッと目を覚まし「なんだ、夢だ…
昨日は天気もよかったので、 散歩がてら、映画「敵」を見に行ってきました。 筒井康隆さんと長塚京三さんが好きなので、 めずらしく何日も前から楽しみにしていた映画です。 以下、いつものように 思いついたことを 独断と偏見で書いていきますね(笑)。 ---(ここからはネタバレを含みますので、ご注意ください)--- ・まず特筆すべきは、主人公儀助の食生活。 一人分の食事を毎食つくり、 食後のコーヒーも豆から挽いて飲むなんて、 私から見たら考えられないくらいまめだと思います。 それがまた、シンプルでおいしそう。 規則正しい生活の美しさを垣間見たような気がしました。 「几帳面」というより、 「疳性」(向田…