前作に続いてユーロスペースにて鑑賞 SFは苦手なのに、何故か昔に読んでいた筒井康隆の同名小説が原作 長塚京三が12年ぶりに映画主演と聞いて、さらに観たくなった 渡辺儀助(長塚京三)は、かつてフランス文学の権威だった 大学教授の職もリタイアし、妻の信子(黒沢あすか)には先立たれ、祖父の代から続く日本家屋にひとりで暮らしている 77歳になった今も、決まった時間に起床し、質素ながら健康的な料理も自分でつくり、清潔な規則的な生活を送っている 依頼される講演の報酬と年金で、あと何年暮らせるのかという計算をしながら、Xデーを迎える準備を常にしていた 後半はそれなりにSF的な展開ながらも上手に夢と現実を織り…