死について考えたり、死を恐れるのは60歳代に最も多く、年齢とともに減少傾向をしめす(荒井保男「老年期と死」)60代は様々な喪失を実感する年代であり、そうした環境変化に適応するための不安定な状態から、死や老いを考えることが多くなるという。私も、まさにその状態なのだろうなと思う。死や老いを考えることが多い。ことに、身近な人の死にであったり、災害で多くの人の死を間接的にではあるが知ると、死について考える。ただ、最初の頃の老いや死を恐れる気持ちから少しづず変化している。老いや死を恐れるより、死に至る残りの生をどう生きるかという方向にだ。老いや死に対する恐怖がきえたわけではない。自分の死にざまを考えて、…