薛荘墓地の戦国時代の墓から出土した陶鼎(とうてい)。(資料写真、臨汾=新華社配信)【新華社臨汾6月4日】中国・山西省考古研究院は、同省臨汾(りんふん)市曲沃(きょくよく)県の薛荘(せっそう)墓地で1年余り実施した発掘調査で戦国時代の墓445基が出土したと明らかにした。出土遺物も多く、同時代の葬儀・埋葬制度などを研究する上で重要な補充資料になるという。薛荘戦国墓地は曲沃県薛荘村の北約500メートルの地点にある。山西省考古研究院が国道建設工事に合わせて考古学調査を実施。現在は出土品の整理と研究を進めている。 同研究院の職員、段双竜(だん・そうりゅう)さんによると、墓はいずれも中・小型墓で竪穴土坑墓…