現在の自作CPUは,キャッシュのポリシとしてPIPTを採用している. PIPTというのは,Physically Index, Physically Taggedのことで,物理アドレスを使用してキャッシュのインデックスを参照し,物理アドレスを使用したタグの比較を行う. これのメリットは,LSU内のデータパスを, PIPT : レジスタアクセス → アドレス計算 → 物理アドレスへ変換 → キャッシュアクセス というのを,VIPTは VIPT : レジスタアクセス → アドレス計算 → 物理アドレスへ変換 VIPT : アドレス計算 → キャッシュアクセス → 物理タグの比較 とすることで,LSU…