1 Castling 韓非子は類稀なる国家運営思想を発案したが、それを君主に伝えることの難しさを強く嘆いている。これが宗廟に籠り、ひたすら世の理不尽を駆逐し、世の民の安寧を願っても叶わない「孤憤」となって記される。しかし、その強烈な憤激と既存の概念を覆す発想は、宗廟に収まらず、世を席巻し、秦の始皇帝にまで届く。 これに倣い、本編では、多少過激、あるいは奇抜な発想と捉えられても、敢えてBlack Kanpishiとなり、インパクトのある議論を展開することにより、一言言ってやりたくなるような刺激を読者に与えたいと考えている。 その奇抜な発想が、画期的なものなのか?それとも、単純に私が知識不足なだけ…