作家。リスト::児童文学作家 1959年東京生まれ。早稲田大学教育学部国語国文学科卒。 1988年「空色勾玉」でデビュー。 西の善き魔女、RDG レッドデータガールがアニメ化されている。
<ハードカバー版>
(産経児童出版文化賞JR賞・日本児童文学者協会賞・第55回小学館児童出版文化賞受賞)
<ノベルス版>
<文庫版>*2
「萩原規子」ではありません。萩(はぎ)でなく荻(おぎ)です。
*1:勾玉三部作の続編ではありませんが、物語の舞台は地続きとなっています
*2:ノベルスとは刊行順が違います
先日、ある絵本(「よるのいえ」という絵本です)を手に取った時に、その絵本の作者は「オクスフォード版わらべうたの本」のなかの「これはおうこくのかぎ」が大好きで、この絵本の形を思いついたとあとがきに書かれていました。 よるのいえ (大型絵本) 作者:スーザン・マリー・スワンソン 岩波書店 Amazon あれ?「これはおうこくのかぎ」って、確か荻原規子さんの作品の中になかった?と確認したら、やっぱりありました。彼女の初期の作品だそうです。 この本(「これは王国のかぎ」のこと)の最初に、谷川俊太郎さんが訳した「これはおうこくのかぎ」(「マザー・グース3」(講談社)より)が載っています。 なるほど、この…
タイトル『エチュード春一番 - 子犬のプレリュード』 著者 荻原規子 「わしは八百万の神だ」 家に迷い込んできた小犬がしゃべった! この春、一人と一匹(一柱?)の新生活が誰ともなしにスタート! 〈あらすじ〉 大学受験合格を機に自宅で一人暮らしをすることになった美綾は、とある春の日、家に一匹の小型犬(パピヨン)を拾う。 毛並みがよく人なつっこい小犬に、近所で飼い主を探してみるが見つからない。 仕方なく自宅で世話をしていると、突然「わしは八百万の神だ」とのたまう子犬。 犬がしゃべった? それとも幻聴だろうか? 信じられない美綾に、小犬は自分は日本古来の神で人間になるために転生してきたと語る。 大学…
こんにちは、めめです。 2/17(金) 前日の注射した部位が痛くて目が覚める。コロナのワクチンも左腕に打ってきたからそろそろ限界か?来週は右腕に打ってもらおうと決める。お尻でもいいんだけど、なんだか勇気が出ない。全体的に怠くてジムもパッとしなかった。昨日に引き続き、中山七里の「カインの傲慢」を読む。ストーリーは面白いけど、内容が深すぎてずっと考えてしまう。正義とか善悪の正解ってあるのだろうか。 2/18(土) 久しぶりにゆりかもめに乗って、豊洲市場に行った。ゆりかもめは程よく人が乗車していて、日当たりも良く心地よかった。今日の移動は唯川恵の「バックをザックに持ち替えて」を読んだ。登山という無縁…
喋る神様パピヨンと女子大生の、ちょっと不思議な共同生活シリーズ2冊目。 エチュード春一番 第二曲 三日月のボレロ (角川文庫) 作者:荻原 規子 KADOKAWA Amazon 小説の内容を覚えておくためにブログ書いてるのに、読み終わってから長らく放置したせいで既に内容を忘れかけています。あちゃ~! 今回も荻原節炸裂してた〜!大好き〜! 前巻もだけど、荻原先生って人の怖いところを書くのが本当に上手……。たくさん不思議なことが起きてますが、結局一番怖いのは人の心なんですよね。 以下、あやふや感想になります。明言は避けてますが、ネタバレもあるので読了後推奨です。
喋るパピヨンを拾った主人公の、ちょっと不思議な大学生活のお話。 エチュード春一番 第一曲 小犬のプレリュード (角川文庫) 作者:荻原 規子 KADOKAWA Amazon 荻原規子先生の小説は、『RDG レッドデータガール』シリーズ、『西の善き魔女』シリーズ、『空色勾玉』、『これは王国のかぎ』、『樹上のゆりかご』などを読んだことがあります。 1年間で上記の作品を全部読んでしまうくらい、大好きな作家さんです。 今回のお話も、主人公の複雑な心理描写が丁寧に描かれていて、「これぞ荻原先生だ~!」とにっこりしながら読了しました。 もやもや悩む女の子の心理描写、楽しい~! 以下、感想になります。明言は…
ふくろう模様の皿 (評論社の児童図書館・文学の部屋) 作者:アラン・ガーナー 評論社 Amazon こちらは荻原規子先生の「もうひとつの空の飛び方」という作品に紹介されていたので読んでみました〜! もうひとつの空の飛び方 『枕草子』から『ナルニア国』まで (角川文庫) 作者:荻原 規子 KADOKAWA Amazon あらすじ イギリスのウェールズ地方に住む少女・アリスンは屋根裏にあった皿を見つける。そこにはフクロウの模様が描かれていた。友人のロジャとグウィンは謎を追うが、奇妙なことが起き始めー!? 読んでみて ホラーよりも怖いと書いてあった本作。 「いやでも児童書だしね?そんな大したことない…
もう12月も半ばに! 時が経つのは早い! 忘れないうちに11月読んだ本を紹介〜! 続 若草物語 女ともだち 完璧じゃない、あたしたち ひきこもり図書館 エーミールと三人のふたご もうひとつの空の飛び方 たのしいムーミン一家 自由への道 ハリエット・タブマン 青い目 茶色い目 ぼくらの七日間戦争 はてしない物語 上・下 心はどこへ消えた? 続 若草物語 続 若草物語 (角川文庫) 作者:L・M・オルコット KADOKAWA Amazon 若草物語2作目。ちょっと成長したメグジョーベスエイミーの4人姉妹の物語。2作目で物語としてはいい感じにまとまっているのだけど、3作品目4作品目もある。続きも読ん…
今日読んだのは、荻原規子『エチュード春一番 第三曲 幻想組曲 [狼]』です。 八百万の神の一柱を名乗る白黒のパピヨン・”モノクロ”と同居する女子大生・美綾の生活を描いたファンタジーシリーズの第3巻です。 1巻2巻の感想はこちら↓ rukoo.hatenablog.com rukoo.hatenablog.com 美綾の学生生活が主だったこれまでと打って変わって、今作ではいきなり平安末期にタイムスリップします。 平将門という実在の人物の物語や歴史をファンタジーに再構築する手法は、これまで勾玉シリーズなどで見せてきた荻原規子の真骨頂といったところでしょう。 個人的には、この間、古川日出男訳の『平家…
荻原規子『西の善き魔女1 セラフィールドの少女』を読みました。 ううむ。面白かった。ちゃんと面白かったのに今まで読んでいなかったのは一体なぜなのだろう。「すべてを読んだ」なんて大言壮語するつもりはないが(有名なファンタジーを網羅してるとも言い難い)まったく知らなかったわけではないのだ、存在を知っていたのに読んでいなかったとは。 なんというか、ファンタジーとの付き合い方は波があるように思う。同じようにSFにも波がある。ミステリーと純文学には波がない(年がら年中読んでいるイメージ)。この「波がある」というのは月ごとではなく年単位の長いサイクルで、特に私にとって近頃のファンタジーの波は10年から15…
今日読んだのは、荻原規子『エチュード春一番 第二曲 三日月のボレロ』です。 八百万の神の一柱を名乗る白黒のパピヨン・”モノクロ”と同居する女子大生・美綾の生活を描いたファンタジーシリーズの第2巻です。 1巻の感想はこちら↓ rukoo.hatenablog.com 1巻では不安と期待に揺れる大学生活の春が描かれましたが、本書では季節は夏に移り、美綾は夏休み、祖母の家でモヤモヤしたままの自身の進路についてあれこれ考えます。 また、従弟の家庭教師(美女!)や美綾のストーカー?などまた変な人々に翻弄され、目が離せない一冊でした。 それでは、あらすじと感想を書いていきます。 あらすじ おすすめポイント…
おはようございます。 梅つま子です。 最近読んだ本の2冊のご紹介です。 図書館で借りて読みました。 左は上橋菜穂子さんのエッセイ。 古代日本を舞台にしたファンタジーを書かれている方だとは知っていましたが、 文化人類学者でもいらっしゃるのですね! 「ご高名はかねがね…」という気持ちで読み始めました。 ご自分のおっちょこちょい話などをあまりにも気さくな感じに書かれてて、 とっつきやすすぎて拍子抜けしました。 もっと硬い感じの文章を書く方かと思っていた! 古代日本ファンタジーといえば中学生のころからこの本が好きすぎて、 「きちんとした気持ちで向き合わなければいけない」と思うので、 なんだか気軽に手に…
この記事にはプロモーションが含まれています。 ランキング参加中読書 ようこそ、シュガーです。 講談社から発売されている小説 著者:多崎礼 さん レーエンデ国物語 を読みました。 レーエンデ国物語 作者:多崎礼 講談社 Amazon 本屋大賞2024ノミネート、5位にランクインしたファンタジー小説。 会社の先輩が貸してくれました。 感謝! 感想、レビューを書いて行きます。 いつも通り個人的な評価です。 多少のネタバレが含まれるかもしれませんので、ご注意ください。 では行きましょう。 レーエンデ国物語 内容紹介 ストーリー あらすじ 王道ファンタジー小説『レーエンデ国物語』(多崎礼) PV 感想 …
妹と寺社仏閣巡りに行くため、押入れに仕舞いっぱなしになっていた御朱印帳の封印を解いた。 私が御朱印を集め始めたのは2012年頃。折しも御朱印ブームがやってきたこともあり、一時期は狂ったように寺社仏閣に参拝していた。 出産でペースは落ちつつも、長期休暇の家族旅行で細々と集め続けてはいたが、コロナをきっかけに活動休止。 加えて、ブームに乗っかり限定御朱印だのド派手な御朱印だのが乱発されていて、情報過多と大混雑のせいで完全にモチベーションを喪失していた。 今はそれらもかなり落ち着いてきたし、また自分のペースで集めたいという思いがむくむくと湧いてきて、ごそごそと御朱印帳の確認をしていたところである。 …
4月の読書メーター読んだ本の数:9読んだページ数:1165ナイス数:235源氏物語 15 蓬生の感想読書会のための再読。 すっかり忘れ去られていた末摘花に、荒れ果てた屋敷の前を通りがかった源氏がようやく気づいて、援助の手を差し伸べる。 源氏の女好きもたまには役にたつということか? 浮き名を流すばかりだった源氏の物語が、ここと次帖で変調するような? まあ、どちらもスピンオフ的な扱いということなのかもしれませんが…。読了日:04月24日 著者:紫式部本を読む女(ひと) (盛林堂ミステリアス文庫)の感想書肆盛林堂《ゾラン・ジヴコヴィチ ファンタスチカ》第2弾!念願叶ってあの女(ひと)に会えた!読了日…
●概要●ミュージシャン等20名●絵本作家2名 ●漫画家110名 ●他漫画家:情報不足・① ・② ・③ ・④ ・⑤ ●ゲームクリエイター14名 ●小説家104名 ・他小説家: ・① ・② ●哲学者2名●ファッションデザイナー2名 ●写真家2名●映画サイト運営者1名 ●概要 現在245名分のリストを掲載。 このコーナーは「映画人のオールタイムベスト(個別)」に掲載した以外の漫画家、アニメーター、ゲーム開発、シンガー、作曲家、小説家、その他クリエイターが影響を受けた・好きな映画のリストをまとめた掲載先のリンク集です。
私の源氏物語ノート 作者:荻原規子 理論社 Amazon 勤め人時代、退職したら岩波書店の新日本古典文学大系の『源氏物語』を手元にそろえ、『更級日記』の著者菅原孝標女のように時間にかまわず読みふけりたいと思っていたという著者は、出版社から若い読者向けの『源氏物語』を刊行しないかと声を掛けられたとき、アレンジするのではなく、できる限り原典に忠実に現代語訳をほどこし、途中帖を抜くことで長さを調節し読みやすくすることを自ら提案したのだという。そうして生まれたのが『源氏物語 紫の結び』で、いわゆる紫上系の17帖に、「若菜」「柏木」「横笛」「鈴虫」「御法」「幻」「雲隠」を足して構成されているという。これ…
・ ・ ・ 関連ブログを6つ立ち上げる。プロフィールに情報。 ・ ・ {東山道・美濃国・百姓の次男・栗山正博}・ 2024年3月24日 YAHOO!JAPANニュース withnews「源氏物語は〝最古の女性文学〟…じゃない! 東アジアの文化の集大成だった 紫式部の能力とは 宇治川のほとりに立つ、「源氏物語」宇治十帖のモニュメント。「源氏物語」を「最古の女性文学」と呼ぶ例もありますが…=朝日新聞、2023年9月、京都府宇治市、北川学撮影 大河ドラマ「光る君へ」をテーマとした記事などで、紫式部の書いた「源氏物語」が「世界最古の女性文学」と紹介されることもあります。しかし、平安文学を愛する編集者の…
角川文庫の夏の文庫フェアの小冊子「カドフェス2014」で紹介されていた本の一覧。 冊子自体はすでに処分してしまっていて、自分の覚書メモの写しなので抜けなどのミスがあるかもしれません。
昨日までに観測した本原泰久 の キングダム 69 (ヤングジャンプコミックス) https://t.co/2YWPtFf9mN 読んでた人は、男性 スーツ 60代ぐらい?D217 — tak (@tak_) March 12, 2024 昨日までに観測した本渡辺航 の 弱虫ペダル 84 (84) (少年チャンピオンコミックス) https://t.co/lGylcnk4WH 読んでた人は、男性 スーツ 20,30代ぐらい?D244 — tak (@tak_) March 12, 2024 昨日までに観測した本荻原規子 の RDG レッドデータガール はじめてのお使い (角川スニーカー文庫) h…
ワンピースぶりのスーパー歌舞伎!これアレか、もしかしてステアラでやる予定だったやつ???って席に着いてから思い出しました。今年はちゃんと記録しよ、と思って忘れないように幕間に書き殴ったメモを元にしているので、いつも以上に脈絡がない。ちなみに、わたしのヤマトタケルの知識は荻原規子の白鳥異伝のみです。小碓、大碓、武彦、橘、八岐大蛇を退治した剣…全部知ってるけどぜんぶ絶妙に違う。ちゃんと古事記読もうと思いました。 スーパー歌舞伎ってこうだった クマソ、飛び交う樽 蝦夷、飛び交う人間 病床のヤマトタケル、狂気 兄姫、どタイプ 衣装、景気がいい 書き殴りメモ、終了 スーパー歌舞伎ってこうだった オープニ…
まず仕事 休憩30分作戦は功を奏した感じです 少なくとも今日はうまくいった 一日できたからって浮かれるのは違うので続けてできるかやってみよう こんなことが許される仕事をさせてもらっていて本当に感謝しなくてはいけない しんどいこともあるけど短気を起こしてはだめ 午後はそれでも疲れがあって、まあ天気も悪いし昨日との寒暖差も激しいし、ぼんやりと過ごしていた 雷が鳴って春だなあと思ったりした そのあとゲリラ豪雨かってくらい降ったので春ってより夏かもしれんけど 四季が二季になる日は近いのか 夕方、荻原規子さんの『薄紅天女』を読み始める もう何度目かわからないほどだ 小学校の図書館で出会ってからずっと大好…
荻原規子著です。 日本神話がベースのようで、日本独自のファンタジー小説になっております。 面白かったです。 豊葦原という神が住まう土地が舞台なのですが、不死の国の輝く神と闇の陰の国との戦いのストーリー。 なんですけど、初めは、村娘、狭也という主人公の女の子が15歳になって、儀式に参加するところから始まります。 その儀式は村の15歳になった子たちを集めて、踊りか何かをするんじゃなかったかな。 で、集められた子たちは、結婚相手を見つけるのです。 そのための儀式。 そこで、狭也は、チビの男の子に話し掛けられるのですが、その男の子は…と記憶している。 そこからまた物語が展開していきます。 しかし、私は…
冬休みくらいから家族で風邪ひきまくり、なかなか治りません。熱はあまり出ないけど鼻水と喉がつらい風邪。周りでも流行ってます。小学校では夏からインフルエンザ→アデノウイルス→溶連菌感染症→胃腸炎→コロナウイルス→インフルエンザとループしながらどこかしらの学年で学級閉鎖、学年閉鎖してて毎日ヒヤヒヤしてます…。息子も漢検を熱で受けられず。そして今週はインフルエンザ。早く免疫獲得してほしい。 読書は通常運行です。最近読んだ本はこちら。 ギヴァー 記憶を継ぐもの ギヴァー 記憶を注ぐ者 作者:ロイス ローリー 新評論 Amazon ディストピアSFもの。読んでいくうちに主人公の住んでいる世界の異常さに気が…
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