ランキング参加中精神医療 ランキング参加中社会問題 ■「統合失調症の脳病態解明の到達点・未到達点」(柳下祥・笠井清登)『医学のあゆみ』(Vol.286,2023.8.5)を読む。 「症候群に対して対症療法として各困難に対する改善を支える生物学的な治療の開発という問題設定は可能である。根治療法的な生物学的治療の模索よりはむしろ現実的であろう。このように考えれば社会モデルは生物学と対立するものではない。むしろ生物学的な研究に新たなフォーカスを与えるといえる。」(p.527) 「統合失調症は脳の病気」のキャンぺーンをしつこく張り続けてきた統合失調症業界もとうとう、根治療法の生物学的開発はあきらめたか…