今回は角膜潰瘍を罹患してしまった子についてお話しします。 11歳のビションフリーゼの女の子で、右目をしょぼしょぼすると主訴で来院されました。 こちらが初診時の様子です。 (上の写真はフローレス検査時の様子です。) 右目に広範囲の角膜潰瘍と結膜浮腫、潰瘍周囲に血管新生が見られました。 角膜潰瘍は範囲が小さい場合は内科的療法で治癒することが多いですが、 範囲が広いと外科的治療を行わないと治らないこともある疾患です。 今回は、飼い主様と相談の上、まずは内科療法を行い、 改善の程度次第で外科的治療も検討していくことにしました。 内科療法としては、抗生剤の内服と各種点眼薬の投与を行いました。 点眼薬は、…