様々な規格外を理由に格安販売される見切り品のこと。いわゆる「アウトレット商品」。
「わけあり」とされる値下げ理由は、型落ち品、新古品、展示品処分、キズモノ、不揃いサイズなど様々。
たとえば、不揃いサイズの煎餅や、今まで廃棄処分していたケーキの端の部分を寄せ集めて再利用した菓子など食料品から、わずかなキズがある家具類など。僅かな外見上の見劣りに目をつぶるだけで、正規品より半額〜8割引きなど格安で販売されている。
これまで日本の消費者は、海外に比べ神経質な傾向があり、流通側は高い検品コストをかけたうえで商品を出荷していたが、近年の不景気デフレによる庶民の節約志向と企業側の価格戦略が、マッチして流行になりつつある。
従来の日本の消費者は、生鮮食料品に対して味や安全性だけでなく、色・形など枝葉末節に至る要求が多かった。この消費者の性向が、値下げに対する歯止めとなっていた。
「わけあり商品」として着目される以前は、廃棄処理されていた商品も多く、工夫次第で商品の再利用、ゴミ減量などに効果があり、エコブームとも相乗効果をあげつつある。
表記ブレ:わけあり商品