先日、本屋B&Bが開催した、《広瀬友紀×小野健太郎「先生、正三角形は二等辺三角形に入るんですか?――子どもと算数の世界を探る。」『ことばと算数』(岩波書店)『オーセンティックな算数の学び』(東洋館出版社)W刊行記念》に参加した。そこで考えたことや感想を書いてみる。 一つは、オーセンティックな学習を構想することの必要性。オーセンティックな学びというのは学習指導要領改訂ぐらいからよく耳にするようになった。しかし、オーセンティックとなると生活に即したものという捉えがあった。 例えば、玉子が安売りしています、10個入り100円のものと8個入り96円のものどちらがお得ですか、という問題を提示する。計算す…