このシリーズとの出会いも、はっきりと覚えている。中学の図書室に文庫本版が置いてあったのだ。 「図書館の」「魔女」それぞれだけでも魅力的な単語の並びに、わたしはしっかりと目を付けた。たぶん、あの学校であれを借りて読み切った最初の人間がわたしだったと思う。その証拠に、新品同様に綺麗だった。 ストーリーを説明するのはむずかしい。ものすごく雑に言うと、知識と工夫で戦争を止める、という話になるだろうか? でもこれでは全く魅力が伝わらない。 この物語の魅力は、一に登場人物の魅力、二に圧倒的な知識の裏打ちにあると言えると思う。 でも、想像しやすいようにある程度のあらすじはあった方がいいかと思うので、文庫版一…