共通の本を読み、感想や意見を述べて勉強したり、各自が好きな本を持ち寄り、紹介する会。 朝活と同じように自己啓発を目的とするものが多い。
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これを書いている時点で、ゴールデンウイークもあと1日。『羆嵐』『死の貝』『八甲田山死の彷徨』などという反アウトドア三部作を読んでしまい、熊と寄生虫と雪山遭難に恐れおののく眼鏡堂書店です。 みなさま、連休をいかがお過ごしになりましたか? というわけで、かねてからの告知通り、大江健三郎の『飼育』を課題図書とした読書会を開催します。 死者の奢り・飼育(新潮文庫) 作者:大江 健三郎 新潮社 Amazon あらすじは、 戦時中にアメリカの飛行機が撃墜され、森の奥の谷間の村に黒人兵が落下傘で降りてくる。捕らえた黒人兵をどう処置するのか、県の指令がくるまでの間、語り手の少年・僕の家の地下倉で黒人兵を「飼育…
金曜日、 「僕は彼女が見ている世界に惹かれたんです」 本日読了した、湊かなえ氏の作品『サファイア』、その中で出てきた一節である。 この作品は短編で構成されているけれど、それぞれが微妙に繋がっており、湊かなえワールド全開の作品である。 その最後の短編『ガーネット』。その中で、とある男性が口にした言葉である。 彼女と話すようになってから、それぞれの色が一色ではなくて複数あるということが分かった。 彼女と話すようになってから、どれだけ日常的な家事や手料理が有難いことなのかが分かった。 彼女と話すようになってから、同じ場所・同じ瞬間を生きているのに、全く別の見方が存在するといことが分かった。 そして、…
4/21(日)に、山形市にある霞城セントラルにて開催された一箱古本市@山形 読書会に参加してきました。 眼鏡堂書店も課題図書形式で読書会を開催しているのですが、主催ではなく参加者として課題図書の読書会に参加するのは初。さらに言えば、今回の課題図書である『東京都同情塔』。非常にキツい作品で、全くと言っていいほど刺さってこなかった始末。 東京都同情塔 作者:九段理江 新潮社 Amazon よく課題図書形式の読書会で言われるのが、「読書会に行ってみたいけれど、その課題図書が合わなかったらどうしよう?」 それがまさに今回の眼鏡堂書店だったわけで、一箱古本市@山形 読書会の方々にむしろ教えていただこう!…
私は紙の本を憎んでいた。目が見えること、本が持てること、ページがめくれること、読書姿勢が保てること、書店へ自由に買いに行けること、ー5つの健常性を満たすことを要求する読書文化のマチズモを憎んでいた。その特権性に気づかない「本好き」たちの無知な傲慢さを憎んでいた。 『ハンチバック』市川沙央 ◆「別府鉄輪朝読書ノ会 5.26 」 五月は『ハンチバック』市川沙央(文藝春秋)を読んでいきます。 第169回芥川賞受賞。選考会沸騰の大問題作! 「本を読むたび背骨は曲がり肺を潰し喉に孔を穿ち歩いては頭をぶつけ、私の身体は生きるために壊れてきた。」 井沢釈華の背骨は、右肺を押し潰すかたちで極度に湾曲している。…
Java読書会BOF 主催の「基礎からのサーブレット/JSP 第5版」を読む会(第3回)を4月27日(土)に開催しました。 今回は、読書会で読んだ範囲からいくつかトピックを記載します。 第3回を開催して、Chromeの振る舞いを知る サーブレットが、シングルインスタンスでマルチスレッドでアクセスされる例において、 p.161 1つのブラウザ、たとえばChromeで同じサーブレットに対して2枚のウィンドウ(またはタブ)を開いた場合には、片方のウィンドウの処理が終了するまで、もう片方の処理は待機するので、カウンタの値が不適切になりません。 との記述がありました。試してみたところ、ウィンドウを2枚開…
今月から始まりました~「カズオ・イシグロ読書会」。前職のつながりでお誘いを受け、ありがたくも参加させていただくことになりました。院生さん学部生さん数人と私という、ちょっとありえない構成ではありますが、個性豊かな研究者たちの文学的語らいに、たいへん刺激を受けました。 第一回目は『遠い山並みの光』(A Pale View of Hills , 1982 ) の第一章を深堀り! 不気味なんですよね~この作品。 日本で翻訳された当初は『女たちの遠い夏』 (1989) とう題名でしたが、その後 『遠い山並みの光』(2001) に改められたということも不気味さのひとつにあげられると思います。その経緯や理由…
結果、暗い深海にもぐったまま、どんな罠も仕掛けも策も及ばぬ遠くを目指すことにしたのだろう。それでこっちも、どんな人間も追いつけないところまで追いかけることにした。世界中のだれも手も届かないところまで追うことにした。そのあげく、いまこうして、正午からずっと、あいつとつながっている。おれもあいつも、孤立無援だ。 『老人と海』ヘミングウェイ 四月の別府鉄輪朝読書ノ会を開催しました。 今回みなさんと読んだのはヘミングウェイの『老人と海』でした。 私は今回改めて再読して、「少年」の存在の大きさを感じ、不在の少年を想うロマン (小説)としても読めました。 今回の読書会の中心になったトピックは「老い」につい…
これを知らずに働けますか?読書会と労働生活相談会4月21日(日)13時半-16時半生存書房(土浦市川口2-2-12 )→https://seizonshobo.com13時半-15時 読書会 竹信三恵子『これを知らずに働けますか?』ちくまプリマ―新書15時15分-16時半 労働生活相談会(別室にて)主催 茨城不安定労働組合※相談だけ、読書会だけの参加も可能です。 報道によると、先日、格安航空会社のジェットスター・ジャパンの乗務員らが作る労働組合が、労組幹部への懲戒解雇処分の撤回を求めてストライキを予告したところ、会社側はスト参加者を解雇する可能性を通告しました。組合はそれを受けてスト決行を断念…
直交三部作は1部が大学生編、2部が大学院デビュー編、3部が最新の物理学者編と言われているらしい。 というわけで、今回の課題本「エターナル・フレイム」は大学院生レベルの知識がないと理解はできないとのこと。 いや、わかるところだけわかればいいのよ!といつもイーガン作品を色んな人に勧めている主催(大学院どころか大学レベルの知識もない)なわけだけど、さすがに今回は本当に難易度が高いようだった。 まさかの初読の参加者、全滅である。 会の開催1週間前からして、次々と聞こえてくる挫折に、不参加表明……。山岸先生とハヤカワ書房さんにリポストしてもらい、参加者を募っていたのだが、リポスト先で「(挫折者が多いなん…
技術広報しゅーぞーです。 今日は24卒エンジニア新卒研修で行われた『プログラマが知るべき97のこと』読書会の模様をレポートします! O'REILLY 『プログラマが知るべき97のこと』 この研修の目的 新卒研修だからこそ先人たちの経験から学び方を学び、それをベースに半年後の目標を考えてもらうことです。研修の最後に個々人が立てた目標を書いてシェアしてもらいます。 24卒エンジニアが書いた半年後の目標 監訳者@t_wadaと共読 今回の読書会は 『プログラマが知るべき97のこと』の監修者である @t_wadaさんと共に進めます。 『プログラマが知るべき97のこと』監修者 @t_wada @t_wa…
おはようございます。 今日は5月5日日曜日で祝日。今日も快晴の予報で日野市は最高気温29度まで上がるみたい。でも朝晩は冷えて6時前の現在で12度。昨日ですが仕事している午前中は軽い頭痛が。朝晩と日中の寒暖差で体調を少し崩したかなと思います(またシャツ一枚で薄着だったし)。午後は後述する致知の読書会に参加するために外に出たら暖かいし頭痛も治まりました。体調管理の大切さを感じた次第です笑 昨日は午後から月刊誌『致知』の読書会である「木鶏クラブ」が地元の日野市で行われているので初めて参加しました。 以前から木鶏クラブには参加してみたいなぁ~と思っていたのですが、倫理法人会の会長会と大体日程が重なって…
4月に読書会で扱った短編小説、安部公房『デンドロカカリア』で主人公のコモン君が返信したとされる植物に会いに行こう、という特別企画を行いました。 デンドロカカリアは東京大学が管理する小石川植物園にあるとされています。 5月4日はみどりの日、植物園は特別に無料開放されていました。天気にも恵まれ、「植物にとっても晴れの日」でした。 参加者は計5名、読書会に来たことある人も、そうでない人もいました。 デンドロカカリアは小笠原諸島の固有種なので、温室に展示されているのは事前情報として知っていました。 展示の説明には安部公房『デンドロカカリア』のモデルになったという記述を発見しました。 この辺にあるのかな…
1ファーストキャリアをオーストラリアと置く ここでは、日本語教師以外のこともやることになり、ハイキングには面白さを感じたが、充実感を得られたのは、日本語の授業や、動画編集等、自分の専門性が生きた場面であった。それ以外は、英語も拙かったので、役に立ててない感覚があり、自己肯定感が下がることが多かった。。。悲しい😭 ただ、これまでの価値観を強制的に脱却させられた感があり、どこでも働けるという感覚を得られた(もっとも悪い面もあり、「どこでも行けるからどこ行こう」と悩む原因ともなる。そこは「自分はこれを選ぶ」という意識が必要だろう。)。 2純粋なファーストキャリア、メーカーSE SEとしてプログラムが…
『あしたもまた手をつないでね』 恋する女の子へおくる小さな物語と27通の手紙 この本…いいです 女の子が大きめの大人の服を着て 女の子だけ写真であとの背景や男の子は可愛いイラストで描かれてます 恋をしてる女の子もそうじゃない子も 全女性にプレゼントしたい本 恋をしている子は相手の事、恋をしてる自分の事をもっと好きになって 恋をしていない子は恋をしたくなる そんなきもちがあちこちに散りばめられてます ただ嬉しい楽しいだけじゃなく ホロっとしたり しょんぼりしたり… でも大切な何かに気づいて笑顔になれる 物語もよかったけど 手紙もすごくいい 「はじまり」「少しだけ会える」「ふたつのこころ」 が好き…
おはようございます。 今日は5月4日土曜日、みどりの日の祝日でGW後半の2日目。今日は午後から地元で致知の読書会(木鶏クラブ)があるため一日仕事に充てています。よっていつものように朝5時に起きて事務所へ出勤です。 木鶏クラブですが、以前から参加してみたいと思いながらも(地元の日野市で開催していますし)、倫理法人会の会長会が同じ日にあって中々参加できずにいました。今月は日が重ならないのでやっと参加できます。どんな会になるか楽しみです(^^♪ 今日は日中夏日予報とのことだったので半袖のシャツで自宅を出てきましたが、まだ朝はひんやりしていて少々肌寒さを感じつつ、それでも気持ちがシャキッとして事務所へ…
ガルシア=マルケスの小説が映像化 ノーベル賞を受賞したコロンビアの小説家、ガルシア=マルケスの代表作『百年の孤独』がネットフリックスでドラマ化されるとのこと。 まだ公開時期は未定。2024年5月3日時点で出ている情報を備忘録がてら、ブログにまとめておこうかなと。 まずは映像化が発表された公式ブログから。 ・「百年の孤独」映像化の製作開始、ガルシア=マルケスのノーベル賞受賞40周年を記念して (NETFLIX公式ブログ) このページによると、発表時点の2022年に、 ガブリエル・ガルシア=マルケス氏がノーベル賞を受賞してから40周年を迎えたそう。 2019年の頃から、映像化の構想が練られていたみ…
すっかりブログの更新が滞っていました。 明日5/4(土)、イベントを行います。 【本を、あいだに。Vol.3】 『鬱の本』販売会 および 小さな本読みデモ 【日時】2024.5.4㈯ 15:00過ぎ~17:30頃まで 【会場】1階コミュニティスペース 【入場】無料 雨晴文庫主催の【本を、あいだに。Vol.3】では、以前のブログでもご紹介した『鬱の本』販売会を行います。 『鬱の本』は、東京の二人出版社、点滅社さんが発行している書籍です。 84名の著者が「鬱と本」をテーマにそれぞれ見開き一頁、1000文字程度の短い文章を寄せています。 この本で扱われる「鬱」は、病に分類されるものから日常的な憂鬱ま…
今日は嫁様の誕生日。 午前は嫁様がオンラインで読書会だったので私は子ども達と子どもと外で中で遊びまわってました。 午後は昨日息子に「明日バスを見に行こうね!」と約束していたので金沢駅まで出て東口西口それぞれでバスを眺めました。 その後嫁様の実家に寄らせてもらったら親戚の子ども達が帰省してきていたので我が子達を可愛がってもらって、そのままご実家でお風呂をして寝かしつけまでしました。 おめでとうを伝えてプレゼントは渡せましたが、なんとも慌ただしい1日でゆっくりケーキを楽しむとかはまだできていません。 子どもが小さいうちは自分の思い通りには行かないことばかりですが、それもまたこの期間限定の幸せと思っ…
【連続投稿43日目 1564投稿目】 【作成日時:4/26 ※時間測定忘れ】 4月11日に毎月の『世界は贈与でできている』(以後『贈与』)の読書会がありました。 今回の読書会で読んだ範囲に「逸脱的思考」と「求心的思考」という対となっている言葉が出てきました。 2つの言葉を簡単に説明すると、 逸脱的思考:常識や当たり前といった「枠組み」を疑うこと 求心的思考:ある事柄を常識や当たり前から考えた時に、辻褄が合わずうまく説明がつかないものについて、説明づけること です。(※『贈与』の中では「常識」という言葉を揺るがない「根源的なもの」として用いていますが、ここでは一般的な使い方で用いています。) 読…
『週末、森で』 益田ミリ 翻訳家の早川さん、経理ひとすじ14年のマユミちゃん、旅行代理店勤務のせっちゃん 3人が森の中でウサギと一緒にいるゆる〜い絵の表紙 4コマ漫画形式でスラスラ読めるけど その中身は名言の宝庫 早川さん ある日 そうだ田舎で暮らそう…と 森の近くで暮らし始める 週末になるとそんな早川さんの元へお土産を手に マユミちゃんとせっちゃんがやってくる 同じ空間にいても それぞれが別の事を自然にできるってスゴく理想 早川さん 友達がきてもちょっと仕事したり その間友達は昼寝したり せっちゃん、マユミちゃんが 森で早川さんと交わした会話の中の早川さんのセリフを仕事中にふと思い出したりす…
4月が終わり、5月に入りました。1年の1/3が終わりです。桜も新緑に変化して、気持ちの良い日々になってきました。今年一年の抱負についての月ごとに振り返りです。 ① 家族仲良く健康で過ごすこと→今月は、娘と息子がインフルエンザにかかりましたが、家族仲良くやっています。 ② 毎日SNS更新すること→継続中。 ③ 毎月50km走ること→継続中。 ④ FP2級を取得すること→実技合格。FPの勉強は、継続し、5月のテストに向けてやっています。 ⑤ 職場で、アクティビティを行う→「働き方改革」を題材に4月の研修で行いました。 ⑥ 読書月5冊以上で年間60冊を読むこと→達成ならず。4冊。「この夏の星を見る」…
またいろいろ読んだので紹介するぜ! Anthony J. Leggett "Notes on the Writing of Scientific English for Japanese Physicists" 柳瀬陽介「AIを活用して英語論文を作成する日本語話者にとっての課題とその対策」 浅古泰史・図斎大・森谷文利『活かすゲーム理論』 井上俊之著・高瀬康司編著『井上俊之の作画遊蕩』 Anthony J. Leggett "Notes on the Writing of Scientific English for Japanese Physicists" 英国人物理学者レゲットが書いた、日本…
【短編小説読書会について】 《対象》 ◎本に興味はあるけど普段なかなか読めていない方◎自分では選ばないような小説にチャレンジしてみたい方◎読んだ本の感想をシェアできる仲間が欲しい方 「短編小説読書会」では、事前に短編小説を読んできてもらい感想をシェアしていく形で読書を楽しんでいます。 課題文は元国語教員がセレクトした、「短いけど読み応えがある小説」ですので、幅広く楽しんでいただけるはずです! 【2024年5月 短編小説読書会のお知らせ】 日時:5月13日(月)19:00〜21:00 場所:都内某所(参加者に個別でお知らせします) 持ち物:課題文(小川洋子『ひよこトラック』) ※テキストは各自入…