“自己啓発っぽい本” そう思いながら読みはじめた『賢者の書』読了。 結論から言うと、これは**“わかってるよ”と感じる大人にこそ読んでほしい一冊** 内容はシンプル。9人の賢者が、人生において大切なことを語るという物語。 でもただの説教ではない。ファンタジー仕立ての世界観に包まれていて、素直に物語として楽しめる。 子どもにも読みやすく、大人には深く刺さる。 そんな絶妙なバランスがある。 “賢者”という存在に対して、私はどこか「突き詰めたやつ」という印象を持っていた。 でもこの本の中の賢者たちは、むしろ自分の心の奥を静かに照らしてくれる存在でした。 「自分に対して深掘りしやすい存在」だと感じたの…