山形県南東部、南陽市に位置する赤湯温泉。その歴史は深く、開湯から900年以上の時を刻んでいる。 名の由来は、1093年。源義綱の家臣がこの温泉で傷を癒した際、傷による出血で湯が真っ赤に染まったことから 「赤湯」 と呼ばれるようになった。開湯は弘法大師によるものと伝えられ、古くから人々に愛されてきた。 旅館大和屋(やまと屋) 赤湯温泉に佇む旅館大和屋(現在・やまと屋) は、創業300年以上の歴史を持つ老舗の湯宿。この宿が 「美術館の宿」 と称される理由は、館内にピカソやモネなど、名画の複製画が 300点以上も展示されているからだ。宿を囲む烏帽子山の景観があまり良くないことから、オーナーが外に出な…