日本独自の小さな自動車のカテゴリ。
他の先進国と違い、日本は電信柱など公道が狭いため生まれた。税金面などでの優遇措置がある。
軽自動車の規格が制定されたのは戦後すぐ。その後、法改正が幾度*1も重ねられ、1998年10月からは、長さ3.40m未満、幅1.48m未満、高さ2.00m未満、排気量660cc 未満に改められ、これに合う自動車がこのカテゴリに登録できる。
例えば1958年に発売された「スバル360」は歴史的名車であるし、「ワゴンR」「パジェロ・ミニ」「ビート」など個性豊かなコンセプトでヒットを飛ばした車も多い。
メリットとしてあげられるのはサイズばかりでなく、税金*2や保険料ないし燃費の経済性、あるいは人口10万人未満の都市では保管場所届出義務がないことなどがある*3。
なお、軽自動車規格は日本独自のものである。かつては非関税障壁と外国から非難されたこともあったが、近年では、ダイムラー・クライスラーが、「smart」の軽自動車規格版「smart fortwo K」を用意するなどしている。
ヴィッツやマーチをはじめとした排気量1リッター〜1.5リッターのコンパクトカーの人気が高まる中で、軽自動車は魅力あるマーケットである。日産自動車はスズキと三菱自動車からOEM供給を受け、参入を果たしている。また、トヨタ自動車は子会社のダイハツから供給を受け販売を行うと発表している。
ナンバープレートは普通車と同じ大きさ(中板)だが板面が黄色となる。平成14年9月からは字光式プレート、平成17年1月4日からは分類番号3桁化に伴い希望番号ナンバープレートも選択できるようになった。(もちろん字光式の希望番号ナンバープレートの発行も可能である)360cc車などの小板ナンバープレートは軽二輪(〜250cc)のナンバーとよく似ている。
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