江戸時代の末期、薩摩長州連合軍が「錦の御旗」を翻して官軍であることを誇示しました。その権威と正当性を訴求する効果は絶大で、徳川幕府の大軍は戦意を失い敗走を重ね、一気に明治維新へと雪崩れ込んで行ったと言われます。 日本人は、元来素朴で純粋な民族だからか権威に弱いと言われてきました。マスコミという情報権力を盲信し、東京一極集中にますます拍車を掛けている昨今の現実にも通じるものがあるのかも知れません。 親鸞会設立の理念は、「正しい親鸞聖人の教えを全人類に徹底する」という「錦の御旗」を掲げようとするものであったはずです。本願寺の間違いと腐敗堕落を糾弾し、勇ましく真宗改革に立ち上がる、唯一無二の善知識に…