生きることと死ぬこと 日本、高橋伴明監督 112分、 在宅医の河田は末期の肺がん患者を担当していた。家族は入院して痛みながらの延命治療よりも在宅での平穏な死を望んでいた。しかし患者は苦しみながら亡くなってしまう。家族は自分たちの選択が正しかったのかと疑問を持つ。 患者が苦しんで亡くなったことに衝撃をうけた河田は先輩医師の長野に相談する。病院のカルテを鵜呑みにしたのが間違いの元で「カルテではなく人間を見ろ」と長野は言う。実は肺がんだけではなく、違う病気があり、河田はそれに気づかなかったので患者は苦しんで亡くなったのだ。 2年後、河田は長野の下で在宅医療を続けていた。やがて団塊世代の本多という男を…