精神科病院において、自傷、他傷のおそれのある患者の自由を一時剥奪して、病院職員の管理下に置くために設置される病棟。病棟には常時鍵がかけられており、この鍵は職員の持つ鍵によって管理され、入院者は自由に外との行き来が出来ない*1。これに対して、門限はあるが患者が自由に外出できる病棟を「開放病棟」と呼ぶ。
閉鎖病棟においても外部と連絡を行うための公衆電話を設けなければならないとされており、ここで人権関係の機関*2の電話番号を示す必要があるとされている。
なお、心神喪失者等医療観察法の対象者は閉鎖病棟に入院する事になっている。
*1:一応、申請すれば限定的ながら外出が出来る。厚生労働省の指針においては閉鎖病棟においても外出出来るようにするのが望ましいとされている。
*2:人権110番、地方弁護士会、自治体精神医療福祉センター、他人権機関