「関関同立」。関西の私大BIG4、つまり関西、関西学院、同志社、立命館大学のキャンパス配置について地理学的に考えてみたい。(なお、例えば都心の駅前のビル内などに設置された、いわゆるサテライトキャンパスはここでは除く。)以下、図を参照されたい。 図中の各大学の①が複数キャンパス化する前の原キャンパスの位置である。関西大は千里。開設当時は大阪郊外の丘陵地だったろうが、市街が広がった今では市街地内にあると言ってよい。関学大は西宮上ヶ原。大阪、神戸の中間に広がる高級住宅地区。その住宅地の山際にある。同志社と立命館は拠点とする京都の中心市街地内にそれぞれ今出川、衣笠のキャンパスがある。このように各大学の…