はじめに 今回は、阿部司さんのベストセラー『食品の裏側—みんな大好きな食品添加物』の書評です。 「食品添加物」という言葉を聞いて、どのような印象を持つでしょうか? 「なんとなく体に悪そうだから避けている」という方もいれば、「国が認可しているものだから安全なはず」「安くて便利なんだから気にしすぎても仕方ない」という意見の方もいるでしょう。 しかし、その「中身」が一体何で、どのように作られているかまで具体的にご存知の方は少ないはずです。 この本は、かつて「添加物の神様」と呼ばれ、あらゆる加工食品を魔法のように作り出してきた著者が、自らの良心の呵責に耐えかねて業界のタブーを暴露した、まさに「食の黙示…