鉄道車両で、架線などから集電した電気により電動機を駆動して走る機関車。Electric Locomotiveを略してELと呼ばれる。直流機、交流機、交直流機がある。 現在の多くの客車は、客車自体に電動機を搭載し駆動する電車が主流のため、電気機関車を用いた旅客用列車は少数派となっている。 ※ 画像は国鉄EF81形電気機関車
皆さんこんにちはSPCです。 今年2回目のブログ更新は5か月ぶりの大井川鐵道です。 今回は 川根温泉ゆる旅フリーパス | 大井川鐵道【公式】 を使って乗り鉄してきました。 まずは前編、東海汽缶&大代川側線の内容をお送りします。 東海道線に乗って金谷駅にやってきました。 毎度恒例、5087レの金谷駅中線停車です。 牽引期は現状数少ないネタ釜ともいえる蛍光灯カバー搭載のEF65 2089号機。 今年度のEF65の運用は関東圏での運用がほぼ消滅して、この5087レを始めとする関西巡業運用が残ってくれたようです。 運用数を減らして休車をかけることによって、来年度も定期運用を残せるようにしているのでしょ…
《前回のつづきから》 blog.railroad-traveler.info ED76形は交流電機であるので、車体の塗装色は一貫して赤2号を身にまとい続けています。これは、国鉄が制定した塗色で、交流電機はこの色一色に塗装することになっていました。ところが、分割民営化直後は新会社に変わったことと、国鉄とは違う企業であることをアピールするため、旧来からの制定色にとらわれない様々な塗装が試されたのでした。その中で、ED76形はJR貨物のコーポレートカラーである通称「コンテナブルー」と呼ばれる青22号を基調にした青色系の試験塗装を纏った車両が登場し、ひときわ目を引いたものでした。 分割民営化後、JR各…
《前回からのつづき》 blog.railroad-traveler.info JR貨物が保有する機関車は、基本的に貨物列車を牽くために運用されるものですが、門司区配置のED76形に限っては特例ともいえる運用がありました。それは、門司港駅と西鹿児島駅感を結ぶ夜行急行列車を牽く運用がそれで、鹿児島本線を走り通す「かいもん」と日豊本線周りの「日南」が、JR貨物のED76形がその先頭に立っていたのです。 これは、民営化後に多く見られた貨物会社と旅客会社の間にあった受委託によるものでした。こうした例は全国でも数多く見られ、基本的には貨物列車を旅客会社が委託を受けて旅客会社に所属する機関車と機関士によって…
《前回のつづきから》 blog.railroad-traveler.info 客車列車の視点で見れば、それまで長距離輸送が主体で、普通列車も長編成で長距離を走破するのが当たり前でした。そのため、列車の運転本数は1時間あたりにしても少なく、乗客の立場からすれば利便性が高いとは言えないダイヤ編成でした。このことは、「使いづらい国鉄」というレッテルを貼られるようになり、特に人口の増加が著しい都市部で顕著になり、労使関係が極度に悪化してストも頻発したことにより、私鉄の路線網が充実した大都市圏を中心に「国鉄離れ」が加速していきました。 国鉄時代の花形であり、新幹線に次ぐ「主力商品」だった寝台特急列車も、…
《前回からのつづき》 blog.railroad-traveler.info ■九州用交流電機の決定版ED76形とその軌跡 ED72形とED73形を嚆矢とする60Hz対応の九州地区向け交流電機は、鹿児島本線熊本以南と日豊本線系統という線路規格が低い路線にも乗り入れることができ、冬季に客車への暖房用蒸気を供給できる蒸気発生装置(SG)を装備した車両が最も適したものでした。 そして、ED72形とED73形が搭載していた風冷式イグナイトロン整流器は扱いが難しく、保守の面でも煩雑になるなどといったデメリットを抱えていたため、性能が安定していて保守の面でも扱いが簡単なシリコン整流器を搭載し、同時にED7…
《前回からのつづき》 blog.railroad-traveler.info ■豪雪地帯・日本海縦貫線から押し出されてきたEF70形とED74形 交流20,000V60Hzでの電化は、九州だけでなく北陸本線でも実施されました。こちらは、九州の電化よりも早い時期だったので、国鉄初の量産交流電機であるED70形が製作され、敦賀機関区(後に敦賀第二機関区)に配置されて運用されました。しかし、ED70形は国鉄にとって未知の世界である交流機ということもあって、量産はされたものの施策的な要素が非常に強く、また黎明期の交流機に共通して機器類の故障などが頻発し、扱いの難しい車両でした。 一方、北陸本線の交流電…
先日なんとかスプレー塗装したナロー双子電気機関車と石灰石運搬車の編成、お腹はまだシクシク痛むし工作部屋を片付けるのに必要なやる気を出すためのやる気さえも出ないので、ダイニングテーブルの上で顰蹙買いながらの塗装その他仕上げ工作です。 双子電気機関車の下廻りを塗り直し、パンタのシューを銀色に塗り、ヘッドライトに透明レジンでレンズを入れ、ウォッシングでスミ入れ?して陰影を付け、窓ガラスを貼り付けました。 鉄道連隊の双子機関車とツーショット。 石灰石運搬車はドライブラシで控えめにディテールを浮き立たせ、積荷の石灰石も軽くウォッシングします。 カプラーループは塗装せず白いままです。このままでもちゃんと稼…
《前回のつづきから》 ■なぜ、九州は交流電化になったのか 鉄道の電化方式は、大きく分けて二つあることは皆さんもご存知のことと思います。一つは直流電化で、この方法は古くから行われています。直流電化では主電動機の構造が簡単な直流電動機を使うことができ、主制御器をはじめとした回路構成も簡単で、車両の製造コストが安いというメリットがあります。また、主制御器をはじめとして回路を構成する機器類も安価に抑えることができ、同時に速度制御に密接に関係する電圧・電流の制御も比較的簡単であることがいえるでしょう。電気的にも安定し、+からー方向へ一定して流れる性質から、取り扱いが簡単なことが挙げられます。 直流電化で…
昨年導入した電気機関車2機(KATO製EF56とTOMIX製EF210)です。 MENU 国鉄/旧型機関車 国鉄/新性能機関車 JR貨物/新世代機関車 特集 国鉄・旧型電気機関車 旧国鉄では、1912年(官営鉄道時代)に信越本線碓井峠でアプト式10000形(のちのEC40形)を導入して以降、しばらくはアメリカ・イギリスなどからの輸入機で運用していました。 電気機関車の国産化は、1926年に日立製作所がED15を開発、続いて鉄道省が1928年に輸入車を参考にEF52を完成させたのが始まりで、その後は国産電機機関車を導入し発展してきました。 戦後、1946年には旅客用のEF58(1952年以降改良…
いつも当ブログをご贔屓頂きまして、誠にありがとうございます。 本日はこちらの車両のBトレインショーティーをご紹介いたします。 EB10形電気機関車 赤灰 です。 まあ、「なんだそれ」ですよね。 基本、実車をモデルとした製品化がなされていたBトレインショーティーなのですが、唯一オリジナルの車両をラインナップしていました。 それがこのEB10形になります。 国鉄の形式表示になぞらえると、Eは電気機関車、Bは動輪2軸を表すので、2軸の電気機関車ということになります。 実際にEB10形という機関車が存在したそうですが、実写は凸型の電気機関車で、こちらをモデルとしているのではなさそうです。 風貌いでたち…
400年の生野鉱山及び 鉱山町の文化的景観 ❢❢ 吉川家は、江戸時代には代々山師で、井筒屋を名乗って郷宿を営んできました。山師は、江戸時代の生野銀山において代官所から採掘権を与えられた銀山の経営者で、吉川家は鶴林山という山の経営者でした。郷宿は、公用で代官所に出頭するための宿で、訴訟人に宿を提供するだけでなく、訴訟人の依頼で代官所に提出する訴状を書いたり、訴訟の手続き等を行うなど現在の弁護士の前身とも言える存在でした 本館の旧浅田邸は、昭和7年(1932年)建築で浅田貞次郎の三男養蔵の旧邸で、別館は、井筒屋の六代目当主・吉川増太郎の隠居部屋として明治中期に建築されました 旧生野警察署は、地元大…
天気が良かった土曜日。急遽、井川線に乗って奥大井湖上駅に行こうという話となり、朝食後、先週末に引き続き千頭駅に向けて移動。 またまた国道362号線の細道を走って千頭駅へ。 天気が良いこともあってか、この前(5/6)よりは人も燕も多い。 奥大井湖上駅までの往復の切符を購入し、せっそ号に乗車。 井川線に乗るのは平成15年(2003年)7月以来。 そして出発。一車両に一組程度しか乗客がおらず、ちょっと心配になる。 先週の寸又峡同様、水の色が美しい。 途中、アプトいちしろ駅で、アプト式電気機関車の連結を見物。 そして登り。 長島ダム駅でアプト式電気機関車の切り離し。 出発から1時間程で奥大井湖上駅に到…
本日は、越後湯沢から新潟まで快速新潟駅開業120周年号に乗車しました。この列車の指定券の入手は困難を極め確保できたのは前日の午前9時2分でした。それから行程を決めたので色々至らない点もありましたが、帰路は縁があって越乃Shu*Kura号の指定席券の入手に成功しました。 新しくなった新潟駅まで、往路は山間を走る旧型客車。復路は海沿いを走る「乗って楽しい列車」の旅ができました。 往路 北しなの線(長野6:00ー妙高高原6:44) えちごトキめき鉄道線(妙高高原7:11ー直江津8:03) 北越急行線(直江津9:03ー六日町9:19) 上越線(六日町9:32ー越後湯沢9:53) 新潟駅開業120周年号…
引用先 http://www.kanorail.com/EF64/EF64_1000.htm 上越線で活躍し、今はJR東日本と貨物でわずかに残っているef64 1000番代はどんな理由があって開発されたのでしょうか。 目次●ef64 1000番台が開発された理由。●ef64 1000番台が国鉄時代に担当していた列車。●ef64 1000番台の現在のJR東日本と貨物の状況。 ●ef64 1000番台が開発された理由。 引用先 http://www.kanorail.com/EF64/EF64_1000.htm ef64 1000番台が作られた理由は、上越線で長年活躍してきたef58やef15、e…
未来の世界では電車が無くなるので電車がある時代=現代のメモリーを持って帰ってその危機を救う、そのメモリーを回収するのが奪取er協会が開発したヒューマノイド=でんこ、簡単に言えば電車の擬人化です。 このゲームの1年前に「艦隊これくしょん~艦これ~」というゲームがリリースされており擬人化ブームの牽引の一つになったものだと私は思っているのですが、多分駅メモが出たばかりの頃は相当人気があったと思います。かくゆう私も提督なのでなんやかんので10年くらいやってるだけあって艦これの方が全然なじみがある(ゆえに駅メモの飲み込みもわりと早かったように思ったりする)のですが……とりあえず、初期艦じゃねえ初期電の3…
Photo (C) KATO 20系化された寝台特急「さくら」は長崎本線・肥前山口駅で長崎へ向かう編成と佐世保へ向かう編成で分割・併合が行われ、佐世保編成には簡易電源車スハ32系改造のマヤ20が連結されていました。 昨年12月に予約してましたが漏れてました。。。もうすぐ来ちゃう!!!w 予約 模型URL 予約記事 購入記事 Y01~Y50は こちら から さらに飛んでください。 Y.51 KATO 10-1613 10-1614 E257系2000番台「踊り子」 E257系2500番台「踊り子」 購入済#1 購入済#2 KATO GU 購入済 TOMIX TNカプラ 購入済 Y.52 TOMI…
引用先 https://raillab.jp/photo/6806 ef64 0番台には茶色になった機関車がありましたが、現役時代はどんな列車などを担当していたのでしょうか。 目次●ef64 0番台には茶色の車両は落成当初からなかった。●ef64 0番台で茶色になった車両は何号機だったのか?●ef64 0番台で茶色となった車両はどんな列車を担当していたのか? ●ef64 0番台には茶色の車両は落成当初からなかった。 引用先 https://plaza.rakuten.co.jp/c57105/diary/201008260000/ 60番代の直流電気機関車は、落成した当初から茶色の車両がありま…
引用先 https://scales.co.ke/category/browse.php?node=83&page=279 ef64 0番台もお召し列車を担当したことがありましたが、それはいつのことだったのでしょうか。 目次●ef64 0番台が担当したお召し列車は少なかった。●ef64 0番台が最初に担当したお召し列車はやまびこ国体の時だった。●ef64 0番台が2度目に担当したお召し列車は国鉄最後のお召し列車だった。 ●ef64 0番台が担当したお召し列車は少なかった。 引用先 https://igtad.blog.fc2.com/blog-entry-8369.html 電気機関車が担当し…
こんなつまらんブログを読んで 「浪人さんが書く文章好きなんですよね。長いのにスッと入ってくるから好きです」 などという非常にありがたいお言葉を頂戴した。 オレは自身の思いや主張をダラダラ書いてるだけ。しかも長い。(笑) それをたった1人でも “好き” だと言ってくれる人がいることに嬉しさを感じ、元気を貰った。 1号機は、建屋の隅っこにひっそりと佇んでいた。 約20年ぶりの再会。保存状態も非常に良い。 風雨に晒されることもない。余生を送るには素晴らしい環境だろう。 だが…コイツは息をしてない。直ぐ横に居ても、熱さを感じない。 機関庫ではない場所も、オレには違和感があった。 再会の感動より、一抹の…
長い連休という事で どうしても家に籠もります 久しぶりにスキャナを稼働させて 鉄道関係のネガを取り込む いろいろと懐かしい風景の中 まずは昭和の京都駅の光景 始めはSR-1に50と135mmだけ 露出計もなく 後にXDと24mmは手に入れたものの ピントも巻き上げも手動 もちろん手ブレ補正なんて想像の果ての 更に向こうの事 甘い部分には目をつぶってください ネガに限らず「片付け・分類・保管」が出来ないもので いつのモノやら全く判りませんが おそらくは昭和50年代 7番線ホームに停まるEF58牽引の客車列車と 奥に見えるのは奈良線の“国鉄色”のディーゼルカー 当時既に古いモノとされていたEF58…
ビビって失禁する人を人生で初めて目の当たりにした。相手は愛しい5歳の我が息子である。映画スーパーマリオブラザーズを観ながらの出来事だ。 www.youtube.com 悪役であるクッパが出てきたときだけでなく、先の読めない展開が出てくるたびに耳をふさいで怖がっていた。これはマリオだけでなく、以前LEGOの映画を観た時も似たような感じだった。 www.youtube.com そんな息子の好きな番組はパウ・パトロールとウルトラマン。これらは親としては一緒に観るにはやや物足りなく、子供向けだから一緒に観られるだろう、という軽い気持ちで映画を観たら冒頭のような状況になった。 マリオもLEGOも、物語と…
ゴールデンウィーク真っただ中で発売予定品の発表がありました。今月もC11の写真がポスターにあるので「お、再生産か?」と思いましたが発売予定はSL乗務員フィギュアでした。でも蒸気機関車や電気機関車はナンバープレートを入れると突然見栄えが変わるのと同じく乗務員のフィギュアを乗せるとリアルさは増すかも知れません(過去フィギュアを乗りこませた事はありません)。お値段的には大した値段では無いので買ってみようかと思います。
引用先 https://blog.goo.ne.jp/antonrokuichi/e/7e8f0eb8c8de7eb1336f82e85ee92678 電気機関車のef64 1000番台のベースとなったef64 0番台ですがどんな目的で作られた車両なのでしょうか。 目次●ef64 0番台は中勾配区間に対応するために作られた車両だった。●ef64 0番台も細かいバリエーションがある。●ef64とef65との違いはどんなところか? ●ef64 0番台は中勾配区間に対応するために作られた車両だった。 引用先 http://nissy830724.blog.fc2.com/blog-entry-167…
松江駅の懐鉄入場券です。 松江駅では「特急くにびき」「寝台特急出雲」の2種類を発売していました。 くにびきは、1988年から米子~益田間を山陰本線で結ぶ特急列車として運転を始めました。1996年からは運転区間が鳥取まで延長されています。 車両はキハ181系が使われていましたが、2001年からはキハ187系を投入して「スーパーくにびき」として運転されるようになりました。 2003年には運転区間をそのままに、愛称が「スーパーまつかぜ」に変更され、「くにびき」の列車愛称が消滅しています。 出雲は、東京と出雲市を結んでいた寝台特急です。いわゆる「ブルートレイン」の客車列車で、京都から西側は山陰本線を通…
さくらの里から妙義山を望む ◎碓氷峠のめがね橋を歩く 碓氷第三橋梁~通称めがね橋 昨年の初夏には下仁田町の地質を調べるために群馬県に出掛けた。もっとも半分は神流川での鮎釣りを兼ねていたので、下仁田周辺と妙義山にしか出掛ける余裕はなかった。そこで今回は、もう少しじっくりと妙義山や下仁田町を見物するついでに、碓氷峠の「めがね橋」や横川界隈にも足を伸ばしてみた。 碓氷峠は片峠であるために、トンネルを掘って峠越をすることはできない。そのため、鉄道には独特の「アプト式」が採用された。が、現在は横川駅から軽井沢駅の間の信越本線は廃止され、代わりに北陸新幹線が通っている。もっとも新幹線は高崎から大きく北方向…