鉄道車両で、架線などから集電した電気により電動機を駆動して走る機関車。Electric Locomotiveを略してELと呼ばれる。直流機、交流機、交直流機がある。 現在の多くの客車は、客車自体に電動機を搭載し駆動する電車が主流のため、電気機関車を用いた旅客用列車は少数派となっている。 ※ 画像は国鉄EF81形電気機関車
《前回からのつづき》 blog.railroad-traveler.info EF63形は急勾配区間だけで運用することを前提としていた特殊な専用機であるため、特にブレーキ装置にはこの形式でしかないものを装備していました。常用ブレーキにはEL14AS形自動空気ブレーキを装備していましたが、この他に、上り列車として峠を降坂するときに速度を制御するための発電ブレーキを搭載していました。 この点では、EF62形など勾配線区で運用することを前提とした電機では、一般的な装備だといえますが、約10kmにも渡る連続した急勾配を降坂するため、発電ブレーキを作動させるときに負荷となる主抵抗器にかかる電流量は大きく…
ダムラー旅行記及びダムラー旅行記放浪旅編で 出会った車両たち~電気機関車編~その4 <ED75> 501号機(別ブログへ移動) kako.dam-tour.com トップページ
《前回からのつづき》 blog.railroad-traveler.info 前面窓上には前部標識灯となるシールドビーム灯をそれぞれ1個ずつ設置し、後部標識灯も左右1個ずつ前面腰部に設置していました。試作機と1次車、2次車では内ばめ式の、3次車では外ばめ式の標識灯が採用されました。 側面は機器室内に設置された大容量の主抵抗器から発生する排熱と冷気を効率よく換気するために、大型のルーバー窓が設けられていました。そのルーバー窓の上には、細長い採光用のガラス窓が並び、EF61形で採用されたデザインを踏襲しつつ、大容量の発電ブレーキに対応した構造とされたのです。 基本的な設計はEF60形がベースになっ…
ダムラー旅行記及びダムラー旅行記放浪旅編で 出会った車両たち~電気機関車編~その3 <ED72> 1号機(別ブログへ移動) kako.dam-tour.com トップページ
ダムラー旅行記及びダムラー旅行記放浪旅編で 出会った車両たち~電気機関車編~その2 <ED62> 14号機(別ブログへ移動) kako.dam-tour.com トップページ
2025年6月28日(土) その③の続きで、大井川鐡道新金谷駅へ。 大井川鐡道 新金谷駅 ということで新金谷駅へ。 今日の観光列車はすべて運行を終えているため、駅は閑散としています。 なにこれおいしそう 売店のスナックに新商品が出ていたようで石炭を再現した真っ黒な唐揚げが販売されているようです。 今度はこれを片手に旧型客車に揺られるのもアリですね。 休止車両 駅舎をぐるっと回って反対側へ。 側線には休車中の車両が留め置かれています。 先日旧SLやまぐち号の12系客車含め、複数の車両を売却することになったのだとか。 www.torizuka.club せっかくJR西日本から譲渡してもらったものの…
《前回からのつづき》 blog.railroad-traveler.info ◆碓氷峠最後の補機 特殊装備を満載したEF63形 信越本線の碓氷峠区間を、従来のラック式運転の時代から、特殊な装備を持った補助機関車が不可欠でした。特に登坂時には補機による強力なトルクを、降坂時には過走しないための制動力を必要としました。ラック式運転時代はEC40形に始まるピニオン機構と発電ブレーキを備えた電機が、碓氷峠区間を通過するすべての列車に連結され、急勾配を安全に登り降りをさせていました。 1963年から粘着式運転に切り替えることが計画されていましたが、碓氷峠区間の急勾配を粘着式で走行可能な特殊な性能をもった…
《前回からのつづき》 blog.railroad-traveler.info 東海道本線・山陽本線でのEF62形の活躍は、3年ほどで幕を下ろすことになります。1986年に実施された国鉄最後のダイヤ改正で、荷物列車そのものが全廃になってしまったのでした。これによって、下関配置のEF62形はすべての運用を失い、翌1987年の国鉄分割民営化までに廃車され、JR西日本に継承されることはありませんでした。 一方、信越本線に残ったEF62形は、運用こそ減ったものの本来の山岳区間用としての能力を発揮しながら、夜行急行列車「妙高」をはじめとする運用を細々ながら続けていました。しかし、こちらも分割民営化を控えて…
ダムラー旅行記及びダムラー旅行記放浪旅編で 出会った車両たち~電気機関車編~その1 <ED11> 2号機(別ブログへ移動) kako.dam-tour.com トップページ
すっかり忘れていたナナゴの日。持ちネタがあまり多くないので昨年の撮影会からこちらを。来年の7月5日には車籍が残っていないどころか1両も現存していないのかも知れません。そういう意味では勇姿を拝めるのは今年が最後なのかも...。 2024.9.23撮影仙台車両センターにて ランキング参加中鉄道 ランキング参加中写真・カメラ ランキング参加中旅行